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ぜろちゃんねるプラス
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工廠隅の襤褸小屋@雑談所兼AA投下所
1 :
◆u35dj8a9KI
:2018/01/08(月) 00:02:49 ID:QEA0TBD3
【 ※ 注 意 事 項 ※】
・ 問題が生じた場合の通報や削除要請は総合管理連絡スレッドに
・ 書き込みの削除や規制に関しては、個人板であることを理由に ◆MBT.TesLo2 の判断の下、実施する
・ なおスレッド内における基本的自治権は常識の範囲内にある限り、
>>1
に帰属する
・ スレッド自体の削除申請、及び過去ログ申請も
>>1
に帰属する
・ ただし問題が大きいと判断した場合、◆MBT.TesLo2 が自治権を一時預かり、対応する
・ ハートフルに。熱くなったら書き込み前に一呼吸置くこと
・ 総合管理連絡スレッドはこちら
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/8225/1430573316/
・ 利用予告スレッドはこちら(なお独立スレッドのため、予告有無は
>>1
に一任)
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/8225/1431780325/
・ 書き込みテスト兼AA支援スレッドはこちら
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/8225/1432125527/
161 :
名無しの工員さん(改)
:2018/01/21(日) 08:58:55 ID:aKw+Syt0
乙
アーイイ……スゴクイイ……
162 :
名無しの工員さん(改)
:2018/01/21(日) 13:40:18 ID:sCZV/EIH
乙
ああーいいっすねえ
163 :
名無しの工員さん(改)
:2018/01/21(日) 15:19:25 ID:AmYXIQcm
乙
アーイイ……
164 :
◆u35dj8a9KI
:2018/01/21(日) 22:50:17 ID:wjU9a5mW
おお、乙がこんなに……有難い……
少しでも楽しんで頂けたなら何よりです(やったぜ
165 :
◆u35dj8a9KI
:2018/01/21(日) 22:59:21 ID:wjU9a5mW
他にも実はこんなものを描いたりもしていました
大体今回の都似たような感じのものですが、よければどうぞ
【こぶらフレンズ(仮)】
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12368/1497185739/968-979
【ビューリングヒロイン妄想物】
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12368/1484302943/781-867
【クルピンヒロイン妄想物】
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/3408/1505139024/369-490
タイトルは毎回適当
166 :
◆u35dj8a9KI
:2018/01/21(日) 23:00:46 ID:wjU9a5mW
しかししょっぱい話……しょっぱい話……hmm……
167 :
◆u35dj8a9KI
:2018/01/21(日) 23:03:55 ID:wjU9a5mW
つまり……塩試合!!(錯乱
168 :
◆u35dj8a9KI
:2018/01/21(日) 23:04:43 ID:wjU9a5mW
脳が碌に回っていないらしく、妄言にもまったくキレがないので今日は何もしません(真顔
寒いので皆さん暖かくして寝ましょう!
169 :
名無しの工員さん(改)
:2018/01/24(水) 18:24:13 ID:IjRQajiv
しょっぱい話……海水はしょっぱいよな!
170 :
出先のスレ主
:2018/01/24(水) 18:47:03 ID:c76kDS6R
お、ベネット漂流記かな?(すっとぼけ
そうですね、その内なんか描きます(適当
171 :
名無しの工員さん(改)
:2018/01/25(木) 00:50:36 ID:1sVxyVCD
ベネット漂流記……ベネットが海面を漂う様子を日記調に書き綴るんだな!
172 :
スマホスレ主
:2018/01/25(木) 19:32:20 ID:zNVX32Be
変異した巨大イカや頭の二つある巨大鮫、その他海の魔物に喰われまいと必死に泳ぐ三下……
皇国の海は実際余り描写されてないので、色々弄れそうですね
某ピノキオよろしく、巨大クジラミュータントの中で暮らす人……というか、あれだ
クジラに飲み込まれた海底施設があって、その実在を知ったスカベンジャーが胃袋の中を探索するとか面白いかも知れませんな(錯乱
173 :
スマホスレ主
:2018/01/25(木) 19:34:14 ID:zNVX32Be
或いはもっと単純に、海面を漂う旧時代の超巨大都市型空母が遺跡化してるとか
174 :
名無しの工員さん(改)
:2018/01/25(木) 19:36:00 ID:3ATJSwcP
おっロストチャイルドかな?(海ネズミ並感)
175 :
スマホスレ主
:2018/01/25(木) 19:40:10 ID:zNVX32Be
海を漂うベネット、最早疲労困憊となり意識も定かではない彼女の目に映ったのは霞か幻か!
唸りを上げ、海上を突き進む巨大都市型空母!
「うぉぉぉぉぉこっち向かってくるでやんすぅぅぅぅぅ!!?! よ、止せうぼがばごぼぼ……」
哀れ、巨大な船体の生み出す大波にさらわれたベネットはそのまま何処へか流されていく……その先に、偶然海洋調査の為にやってきていた皇国軍の艦船が仕掛けた網が張られている事を、彼女は知らない……
そして、その船が燃料補給の為に一度カワサキへ立ち寄る事も……
176 :
スマホスレ主
:2018/01/25(木) 19:41:06 ID:zNVX32Be
適当こいてるだけなので、本当にこういう経緯かは分かりません(最低
177 :
スマホスレ主
:2018/01/25(木) 19:45:13 ID:zNVX32Be
まぁ、カワサキ水揚げは本当なので、大体近い事があったのでしょう(目そらし
ベネット自身が覚えてなかったり、覚えてるけど夢だと思ってたりする可能性もある(おめめぐるぐる
ベネットの過去もその内やりたいですな
178 :
スマホスレ主
:2018/01/25(木) 19:49:06 ID:zNVX32Be
海ネズミは僕も好きな作品ですねぇ、次の更新を諦めきれない……
179 :
名無しの工員さん(改)
:2018/01/25(木) 19:57:37 ID:1sVxyVCD
エターって悲しいね バナージ
180 :
名無しの工員さん(改)
:2018/01/25(木) 20:00:24 ID:zNVX32Be
それでも、と言い続ける事が物を語るという事なのだ
なので、最近投下してないけどエターじゃないのでごあんしんだ(震え声
181 :
名無しの工員さん(改)
:2018/01/25(木) 20:02:01 ID:7e5q0ii0
やめろカカシ、その言葉は読者にも作者にも効く
182 :
スマホスレ主
:2018/01/25(木) 20:02:37 ID:zNVX32Be
ぶっちゃけると仕事の帰りが最近遅かったり、寒くてpcの前に座ってられないのが主な理由だったりします(貧弱野郎
そ、その内描きます……(震え声
183 :
スマホスレ主
:2018/01/27(土) 19:31:25 ID:YODPXZPO
ワイ将、風邪をひいてまる一日寝ていた模様
今は熱が下がったのですが、明日も仕事なので何もしません
皆さまも体調には気をつけて……
184 :
名無しの工員さん(改)
:2018/01/27(土) 19:41:34 ID:DQjHk7TJ
急に冷え込んだり緩んだりで大変ですからね…お大事にー
185 :
スマホスレ主
:2018/01/27(土) 19:57:54 ID:YODPXZPO
有難う御座います
熱38度とか出てビビったゾ(真顔
マジに幻覚とか、妄想とか、自分が誰なのかわからなくなるとかあるんですねぇ……
186 :
スマホスレ主
:2018/02/03(土) 22:21:11 ID:9U006++4
ようやく風邪が治ってきたのでいい加減になんかやりたいところ……
しかし、明日も仕事だし、まだ鼻の奥がツンツンするので今日は寝てしまう
187 :
名無しの工員さん(改)
:2018/02/03(土) 22:57:38 ID:voOQIxeq
フートンに包まれてあれ
188 :
名無しの工員さん(改)
:2018/02/04(日) 00:27:27 ID:7eLw7GAs
眠れ……
189 :
スマホスレ主
:2018/02/04(日) 22:35:46 ID:zKoeoNMy
大体体の調子が戻ってきたので明日にはAAを作るか、なんか話を一個でも描く(決意
因みになんか見たい話とかあったら、書いといて貰えるとリハビリがてら優先的に書きます
尚、複数の場合は順繰りやります
190 :
名無しの工員さん(改)
:2018/02/04(日) 22:52:00 ID:7eLw7GAs
ここはエッチな話を一本
エログロでもいいぞ
191 :
名無しの工員さん(改)
:2018/02/05(月) 08:12:56 ID:+FgvJnjB
ぴっちりフェチなキャラのスカ世界模様
192 :
◆u35dj8a9KI
:2018/02/05(月) 15:03:42 ID:B0Qdp1He
l i! レl .-''´ _. -‐'' "´ ̄``''‐- 、
l ll | _.. -''´_. -‐''"´ ̄`¨''ー-く_`く. /
. l l! / _.-く_r-'"´、 l 〃 _=''"´`::::::.ヽノV /
! l/ . <`ーく丿-=、ヽl 《、=ラiッ―、_..:::::::ヽハ r┴…
l l.イ `‐、_`ヽ_,-ゥヽlニ、` - ニニ-‐..::::::::.lレl └r┐ |
i: .l {、`ニ^l ::::. ..:ミ::::::::{ | .r┴' |
i: .l ::l l :::::::. ..:.:ミ:::::::lレl └r┐.l
. i: .l ::::'、 ノ:::::;;;;;:. ..:..:::::::::l{ | r┴' L- 私(
>>1
)は帰ってきたァ!!
', .l ::::::、 `ー'´'" _ 、 ..:::::::::lL」l `┬‐'´
、 l :::::;;;、 ヽr''_´. -‐ヘ.`、:::::::::〃 |
、 /::::::;;;;;ハ `l , --‐‐〉:l::::/ L__.-‐
ヽ、/;;;;;;;;;;/;;;;}__ヒ'ニ二ン..:/ /く_..-‐
/ //`r…==r'´ /ヘ/
193 :
◆u35dj8a9KI
:2018/02/05(月) 15:05:01 ID:B0Qdp1He
作ったばかりだというのにスレを一週間近く放置してしまい申し訳ありません
とりあえず風邪が大体治った(と思う)ので、戻ってまいりました
しかし……えっちなはなし、とは……(真顔
194 :
名無しの工員さん(改)
:2018/02/05(月) 15:05:13 ID:LcLXnG5A
オカエリナサト
195 :
◆u35dj8a9KI
:2018/02/05(月) 15:08:23 ID:B0Qdp1He
有難う御座いますッ!
とりあえずは青タブ消化しつつ
>>190-191
でネタを考え練り練り……
ぴっちりフェチなキャラ、とは「ぴっちり系衣装が好きなキャラ」なのか「ぴっちり系衣装が好きな人が気に入るキャラ」なのか
最悪、全身タイツのマッチョメンがぴっちり系衣装好き、って設定で行く(錯乱
196 :
名無しの工員さん(改)
:2018/02/05(月) 15:17:15 ID:lvh3STys
おかえりなさい
>全身タイツのマッチョメンがぴっちり系衣装好き
そんな事しなくて良いから(良心)
197 :
◆u35dj8a9KI
:2018/02/05(月) 15:19:22 ID:B0Qdp1He
「おぉッ! 締め付けが……おぅっふッ!! み、みなぎるーッ!!」
締め付けに特化した軽量装甲スーツ(ほぼ布レベルの薄さ)を全身に身に纏った
フィジカル一点特化のマーセナリーが自分の理想のぴっちりスーツ少女を娶りに行くお話……(錯乱
198 :
◆u35dj8a9KI
:2018/02/05(月) 15:20:17 ID:B0Qdp1He
問題はAAが筋肉やらない夫しか思い浮かばない事だ
あとはキルラキルの蒲郡先輩か……あの人凄いかっちょいいけど戦闘シーンが一々怪しい
199 :
◆u35dj8a9KI
:2018/02/05(月) 17:08:51 ID:B0Qdp1He
中々うまい具合に話が思いつかないのでAAをつくった(ヘタレ
__
,,..斗r七「/7≧s。
/ア'" ̄ ̄Yニ「`メ、/丶
/ニ/ |ニ| 寸ム
/ニ/ :|ニ| 寸ム
/ニ/ :|ニ| Vム
|ニ| |ニ| Vハ
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( r‐( > ,,..。s≦「ノ:l|ニ|¨:::メ、~^''< (_
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200 :
◆u35dj8a9KI
:2018/02/05(月) 17:17:08 ID:B0Qdp1He
エロ……グロ……ぴっちり……うむむむむ
201 :
◆u35dj8a9KI
:2018/02/05(月) 17:24:46 ID:B0Qdp1He
……えっちとはちょっと違うかもしれないけど、一個思い浮かんだのがあるのでそれを描きます
202 :
名無しの工員さん(改)
:2018/02/05(月) 20:43:19 ID:RpLsQjdA
ええんやで
203 :
◆u35dj8a9KI
:2018/02/05(月) 22:26:49 ID:B0Qdp1He
今書いてるけど今日中には間に合わんかも
すまぬ……すまぬ……
204 :
◆u35dj8a9KI
:2018/02/06(火) 00:32:20 ID:pSz/xODM
描き終わったので投下します!!!!!!
205 :
◆u35dj8a9KI
:2018/02/06(火) 00:33:17 ID:pSz/xODM
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: : : : : : :////,\ \__ノ圭/三二ヽ: ::\/\: : : :/ヽ 。∨。o个//,>''´,.ィ升//,>'
: : : : :/:, :\///\ \}圭圭/〉三二ニミs。: :\/\:/|\\ /,。o∨//>''´。s个//>'´ィ升
: : :/\:, :, :\///\ {圭圭/三三三三/\: :\/〉|\\\ /。oム>∨。o≦///>'´。s升//>
/////,\ :, :, \///\ }圭圭圭彡'´ ̄`'寸/,\ 〈::|\\\| ∨彡ム。o ∨//>''´。oi〔//>''´。o
`'巛///,'\:, :, \///∨;;;;;;;;/ <//ミs。 `'寸/7//:|\\\|. ∨。oム::>∨。o≦///>'´。o个//
゚。 :, \////\ :, :, \//ヾ: :/ s。:, `'<//,ミs。 `':://::|\\\| ∨彡ム。o ∨//>''´,.。s个///>'
/ム :, : `寸////≧=---\:: :/ //,≧s。:, :,`'<//>,//ニ|\\\|. /lニY。oムマ>∨。s≦////>''´,.。s
'//,>、 :, : 寸////マ三三/ :,/ ``<//≧s。:, :,`'<//ニ::|\\,N __ | |ニi|彡´,.。t≦∨///>''´。o≦///
////,\:, :, `弌//ム\_/ / / : : ``'<//≧s。 /∠つ三ミs。ソ |:::| ̄| __ _|_|,。+'" ,.ィn ∨。o≦/////>''"´
 ̄マミh。 .; :`マ/ム / / :, :, :, :, :, ``''<// /圭圭彡ク ̄ |`゙`'ォ'´|:|:|:| /V∧ ,,.ィn ,.ィn.:∨///>''"_: : :
∨//ミh。 マ/,〉 / ̄ヾ≧s。 :, :, :, :``::/=ニ二三:{:::: : |::|ニ|= |ニニニニi|//,|V∧n,.ィn,.ィn.∨'" //ヽ'"
厂_ ̄_..::: ∨/;;:;:;:. `Y///≧s。: : :,/ _ -=ム:::: |::|ニ|=::|ニニニニ |//,| V∧n ,.ィn ィnV>''":;:;:/ \
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:.;:.;:.;:.;:.;:.;/-_-_-_-_-_-_-_-_≧s。__彡久-_-_-_-_-_=──=彡-_-_-_'´:, :, :, :,-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_=≦-_-_-_-_-_-_-_-_
-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_ :, :, :, :, :, :, :, :, :, -_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_-_
┏ ┓
――建物の外は、見渡す限り、瓦礫。瓦礫。瓦礫。
崩れた建造物、文明の成れの果てに彼方此方が埋め尽くされて、ついでに空までどんより曇った灰色の光景。
かつて、ここが”街”と呼ばれていた頃、ここに住んでいた人々はこんな光景を未来に想像したのだろうか?
┗ ┛
206 :
◆u35dj8a9KI
:2018/02/06(火) 00:33:45 ID:pSz/xODM
ノl!\:::::>.、 ィ全ェ全ェz.、 `ヽ
下`ゞ!三!三\ !////r==xト!ト!トi! j|
.リ ∨!三!三ゞ!ヾ  ̄∨/弍_ノト!ト/ j|
 ̄! `戈n!三 シ ` : . /` ̄ ̄ ̄ j|
―――ノく ――――――――――――――――――――――――――――――――― .l| ――――――
ゞイ ;'`:,゙;:,, ,;' , ,;';'`:,゙;:, ,゙;:,;'`:, ,;' ;'`:,゙;:,, ,;' , ,;';'`:,゙;:, ,゙;:,;'`:, ,;' _l|_ ;'`:,゙;:,, ,;' , ,;';
ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ.r=ァ ニニニニニニニニニニニニニニニニ ∨ ニニニニニニ
r 、 ` : .、 /l!>、 l ニニiニニニニ∨j!≡≡!ニ/ニ/ r_,.ィ|ト、,,,, ;!
| l lr= - 、 l!――――‐.i木i ―――――――. 木 ―――――――――――― l! _ .ノl ! | |!
i i |!三三i l l! r=r= - 、!ヾ__________l::!__________,, _´_j! l |__.! | li
i ; |! i | ! .! :| i≧! :! | | |: : : : : : : : : : : :|― :|r==i r==i |_ l ::l! |r=====!:! !
i l |! | ! .j! |..:| i | j .:| l三三l |: : : : : : : : : : : :| :|l三:l |_:!..:|::! | j .||---r=:|:| l!
| ||=l!==l!======l!=l!= ! l ::l l三三l |:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:_:| :|l三:| | :!..:|::! | .:l :||=u=| =|:| l!
| || :l! li .| ! .j! |..:| .| .!=:l==|==l ̄ ̄l | ―――――.:| ―:|l三:|― |―:!.::|::!:―:| 、::! jj==j :|:|_ _j! __
| || :l!/l! ̄:!;| ̄! ̄!_!,,=―――――――――――――――――――――― - 、 ::! ||: : : |: ::|:|
| ||/l! l! ..ノ大,,≦ ____ ≧: .、: :.::|: ::|:|
| ||ノ;[;, ,≦. ,,≦: : :.::.,,<|| l´`l ______. ≧弍__!;!
|, ,≦ || ̄ ̄ ̄|| || r=r==! r=x... ̄ ̄||: : : : : : :|. ≧: .、
´ || ||. l! l! l j : : : : : . . : ヾ::::! ||: : : : : : :| ≧: .、
ll. , ,;';'`:,゙;:, 7:`ヽ,゙_||:_:_:_:_:_:_:| ll ≧:
| |! / , ,;';'`:,゙;:,;'`:, ,;',゙;:,,゙;:,, ,;';'`:.. l: :\/ | |! /
ト=.イく_/ ;'`:,゙;:,, ,;' `/\ マ .マ ト=.イく_/
ヒニ!/. ,゙;:,, ,;';'`: マ l! マ. ヒニ!/
マ ノ===:ヾ
∨: : ::/__\
 ̄ \: : : :ヽ
`ー=イ
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/ , l ,
_ ,:' ,/ | ;'
/〈 / ト、 ;'
〈 ゙、ー-‐'i | ` ー--:'
`;. |ー一'! | ;' ー┐ l l l
:::... l| l. { l ;' __|. ノ ・ ・ ・
::::l| ヽ-―',::.. ! ;
::ヾ、、__,ノ::::::::::.. ; :'
:::::` ̄´:::::::::::::::::::...... ,! ::
: : ::::::::::::::::::::::::::::::::::..... ノ :;
: :::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ :、 ー┐ l l l
:::::::::::::::::::::::::::::::| ヾ仁二>、 __|. ノ ・ ・ ・
:::::::::::::::::::::::::::'、、 ヽー一'ヽ、
::::::::::::::::::::`"ヽ `.、 \
::::::::::::::\ヽ j';:..
:::::::::::ゝ` ー ",ノ:::::..
` ̄
━━━━━━━━━・━━━━━━…━━━━━━━━━━━━…━━━━━━━━・━━━━━…━━━━━
┏ ┓
……世界が何時、何故、そして誰の手によってこんな姿になったのか、私にはわからない。
ただ一つだけ確かな事としては、それら全ての疑問符に対して私がそこまで興味を持っていない事。
そして、そんな世界の残骸を掘り起こし、文字通りの飯の種として売り飛ばすのが私の仕事と言う事。
┗ ┛
207 :
◆u35dj8a9KI
:2018/02/06(火) 00:34:28 ID:pSz/xODM
━━━━━━━━━・━━━━━━…━━━━━━━━━━━━…━━━━━━━━・━━━━━…━━━━━
八 Vソ V^ソ , ' | / {
| } ' .,' }レ | 、 /
|从 ,' ' ノ| |\
| \ ‐- ,'/} ' | | ──
| } 个s。., __ ,,.. -=≦ ,' ,' | ', |
|,'} |、 { } ,' ,'_ /| ノ’∧八 \
', 八`\{ jI斗'、 ' ノ{ 寸´∨ ⌒`
^⌒` //、 \ レハ{ 、 ………………。
,' /\丶/ ー、
/{ ./ / jI斗- 、)
{ {/ / / ∨
/ {/ ,,.. -=≦{ ∨
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/ ゝ;:ヽ-‐―r;;,
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: / "`ヽ;:;:;;;:::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:从
:';./ ..,,,_,..--'''";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.'=-
゙'―'''''''^゙゙゙゙゙゙'l,,_;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.―,,,,,,,,
: ,ii;;,゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;>
┏ ┓
例えば、こうして廃墟をうろつき回り、誰が住んでいたかも分からない家の扉をこじ開け、我が物顔で押し入り……。
気に入ったもの、お金になりそうなものを片端から攫っていっては、商会が付けた値段の大小に一喜一憂したり……。
┗ ┛
208 :
◆u35dj8a9KI
:2018/02/06(火) 00:34:46 ID:pSz/xODM
/: .: .: .: .: . : ./ _,,.-‐''" / / / ̄|| |: .: .: .: .
/: .: .: .: .: .: . _,,.-‐'': : : : : 三 二 ニ ― / || | ̄|| | || | || |: .: .: .: .
/: .: .: .: .: .: .//:: : : : : : : : / / 三 二/ || ― | || |_|| |_|| |: .: .: .: .
/: .: .: .: .: .: .//: : : : : : : : / / / || | || .| |: .: .: .: .: .
/: .: .: .: .: .: .//: : : : ヽヾ`;;:} 三 二 ニ ― /__|| .| || .| |: .: .: .: .: .
/: .: .: .: .: .: .//: : : : Z::::Z,,, / / = ̄ .|_|| 三 二 ニ ―: .: .: .
/: .: .: .: .: .: .// : : : : <:::::::ヽ:::>' _ l || ̄|| .: .: .:
/: .: .: 三 二 ニ ― : : <:::::/ ̄, |_|| / // .: .: .
_/: .: .: .: .: .: .//: : : : : Z:::::{ l / // .: .: .
/ : .: .: . : .: .:,'/: : _,,.-‐>::::::ヽ __/ //.: .: .: .: .
: .: .: .: . : .: //_,,.-‐''": Z:::::}ヽ、::::{、 |___// .: .: .: .: .
: .: .: .: . : .://: : : : ノ/ /ー/ヽ | |: .: .: .: .: .
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: .: .: . :..| |: 三 三 二 ニ ― | | |: .: .: .: .: .: .
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\\\ /ム―7 レ .レ
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\ i .//
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`.、 .i| /´ > ,.イ
\、 i| ´ ̄ /_/
\、 .|i| //
\ 、 .|i| //
 ̄ ̄ ― .\ 、 ,ノ し ’  ̄ _ |/,イ,イ ,イ  ̄
――  ̄ ̄ ___) ≦⌒ レレ // ,ィ _
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 ̄___ ̄―===━___ ̄― ==  ̄ ̄ ̄ ――_――__―__´. __ ̄ ̄ ̄ ̄‐―
______――― ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_____――━━― ̄ ̄ ̄ ̄ ̄__., イ __ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄___
――――― ̄ ̄___ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_____――― ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_ レ' ____ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄__
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209 :
◆u35dj8a9KI
:2018/02/06(火) 00:34:56 ID:pSz/xODM
_____ . /7 /7
_r-ミへ-‐…・・・・・・・…‐-へ . / / ///7
rヽ------ミ}ヽ _-―━━―-ヽ V'| / 〈 //// /7
へ―‐=ミ: ノ: \} ヽ-‐‐━━‐‐-: :}/}:\ / ∧ .〉 l/// / /
ノ: :.\:\: : : :ヽ'⌒: : :ノ}\: :}⌒:ト--:/: <:.:|:.}ヽ . / / / / /\/ / /7
人/\ \ \: :{:乂: :Y: 八: \、_ノ: /://:}: }/: :}ーミ L/ / / > __コ/\//
//\: : : ___彡ヘ: :{∨{: : :.乂ッ ==rァ: ://{/ /--/ / }:\ / <_/l / > __コ
/  ̄:\/: : : :\__彡' : : j : : }トvvvvvァ:///} ⌒<: : :/: : : \. L/ l/<_/| //7
/:__\\: : : ノ  ̄Y ¬=:人: : :v{:{:::::::/://' ノ/ ` −<_彡`ー -ミ. l/ L/7 _
/: : : /: : /: :\' ∨^ | } }\___ 人wwノ -- 彡 Y: : :./ : \:\ L//
. 人: : /\: /: : /: :`: .、∨人 、ノ `⌒ ヽ=彡/ .::/ 八ノ〈:/\: :\:\ |/
\: :/ \:/: : /: : : : ``〜、 { ¬=- 人 ___ .::/ ___ 、: :ヽ:ノ\: :\:ヽ
` : }: :.\: {: : : /: :/: : : > __ / { .::/ /{: : {: : :{:/ ̄\ ヽ: :.:Y彡ヘ : :∨}
`¨¨¨¨ ¬=ミ: :{: : : :/: : :/⌒=-----=≦―‐==< _  ̄\:ハ\八 ̄、___〉: :.〉
ト- _: : : :{: :/: : : :)/ ̄ ̄ ̄ヽ: : /: : : ヽ \V \\ \イ: /
/⌒: :7 ̄\: {: : ̄: : : {: {: : : : :.∧ ̄ Y : : } ` \ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人/
/⌒ヽ: : \〜-\__彡< ̄\: :∧\:}_彡' _ ≧ <
/\ /: :\ 人 / / ̄ ̄:ハ/ i: /∧ | / -=ニ ――Gyasyaaaaaaaaaaaaaaッ!! ≦
. ノ \:/\: : / `¨¨¨¨´⌒〈: /: : ̄:.∧.:|`¨¨ i | ≧ ≦
ノ\ /: : : : / ∨ / : : : : Vヽ | ノ /Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y\
{: : :/⌒> 彡7 V: : :\/ : :∧ /
乂_彡イ_ノ: :/ >/ : : \: :/:∧
//:/: :/ /⌒\{: :.∧:.:/:∧
/:_/:/:_/ {: : :{: : {ヽ: : ヽ:/: :}
┏ ┓
……偶に、こういう良く分からない何かに襲われたり――
┗ ┛
210 :
◆u35dj8a9KI
:2018/02/06(火) 00:35:24 ID:pSz/xODM
__
__ // ̄)) . //\ //. // //
// ̄)) . //\ //. // // . //=<<. /∧. //. \// // //
. //=<<. /∧. //. \// // // //__)). //__‘, .// //. // //
//__)). //__‘, .// //. // //  ̄ ̄ ̄ // ̄ ̄, G G
 ̄ ̄ ̄ // ̄ ̄, G G . //. ‘,
. //. ‘,
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// ̄)) . //\ //. // //
. //=<<. /∧. //. \// // //
//__)). //__‘, .// //. // //
 ̄ ̄ ̄ // ̄ ̄, G G
| //. ‘,
\、ノし/ ,へ
`)r'⌒ヽて /´ \_ >
\、 、 レ /辷ヘ__ .:
ゞ、_从_ )、_ _____ f --=ニ二¨¨ ̄ ̄ ̄ ̄:::::::::///∧ ’ ,
ア,:=''" ̄ `ヽ /^Y´ / ̄ ̄:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |||||||||||||||l:::::::::|////,| / ′
___て::/ i | Y´ ̄ ̄/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|||||||||||||||l:::::::::|////,| ノし/
 ̄) { |. 乂__{ー― 、 ::::::::::::: ___________||||||||||||||||_|\j//// ! } て__ ,
-=''''^ヽ'、 ’ |li | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄⊆ニニ才⊆二二⊇ ∨//∧ `¨¨¨´ _ノ √ ̄
/⌒`''=┬ \、 ,il |し \ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ}{ ((/´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ\ ,.。-一…´¨ (⌒ヾ
‘ ` '' r. ヾ.  ̄ ̄ ̄|γ´ ̄`Y:}{ / `ヽ
‐―=ニ l | |{ } }/ \、、____
。. l k_ メ 乂`ー=彡イ /,ー┐ /: : : : : : : : : : :  ̄ ̄ ̄
/" +‐ ' \ `¨¨7´`ヽ __/メメメメ| /: : : : : : : : : : : : : : : : : : :
| 、 { |メメメメメメ乂_ /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
“. | ヽ/⌒ヽメメメメメメメト. /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
{ 从メメメメメ|:::\ /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
‘, /メメメメメメメl:::::::::ヽ ′: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
y⌒Yメメメメメメメメ!::::::::::::| |: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
{ |メメY⌒Yメメ}:::::::::::| |: : : : : : : : : : : : : : : : : : :
211 :
◆u35dj8a9KI
:2018/02/06(火) 00:35:37 ID:pSz/xODM
\ヽ人_从人__从_人__从_从人__从_人__从_从人_人/
≧ <
:,: (/) -=ニ GYAAAAAAAAAAAAAAAッ!!?! ≦
ノ霜斧ミx,゜ '´ _ノ( ≧ ≦
(圭圭圭{!' (圭{ /Y⌒YWW⌒W⌒Y⌒WW⌒W⌒Y⌒W⌒Y⌒WW⌒Y\
寸圭圭イ :';''' '´⌒
τ'{{7⌒∴:
)/
。∴{! _,ィ(。
_,ィ( `'''´⌒'・
,ィ圭||ア '’ __ ,ィ(____,ィ∵ ,ィ(_
炸圭( ,ィ升彡 ノ圭圭圭圭そ 。 佳圭心、_
⌒`寸ト、 ,{抄'⌒ ノ斧ミ、 o ∴炸圭圭圭|iて ',∴ ・ _ノ佳佳佳て。
゜ ノ/ ⌒∴ ・ ノ(_ノ圭斥⌒',寸ミ、 ',.:,:・'`¨∵¨¨⌒´
,,、 // ノ( /少'⌒ ` ..,, _,.。x≦少"・ ,ィ(_∴_,:・・
π_ノ心、_ノ(,炸||( ,,.,⌒ ・っ ∴ ・ ;,,ィ炒⌒;. c=≠二,ィ炸圭圭(;''
)圭圭圭圭圭ア ∴:¨'` ` ',∴ ・ ⌒ 寸筵τ'⌒``
τ`[:圭圭圭圭(_ノ廴 τミx。、∴__ ノ廴_,ィ炸廴ィ
)}圭圭圭圭圭そ `⌒'・ __,ィ圭掛x、∵ ,ィ炸圭少⌒'・
_,ィ炸圭圭才寸圭廴。x:≦少"´⌒''''⌒¨∵¨´ ⌒¨¨∵:・
⌒`寸ト、∴`寸ミ、 ∵:・
`寸そ:¨'`沁っ
┏ ┓
――まぁ、その都度返り討ちにしたり……その手の荒事も含めて日常として、生きていく仕事。
┗ ┛
212 :
◆u35dj8a9KI
:2018/02/06(火) 00:35:47 ID:pSz/xODM
{ |''' '''| ,'^
八 人 __n_ 人/
\| ≧=-| O |=≦レ' 「|
_,L :」ヽ | l r n
/ 人___ノ^寸、 ……12匹目。 | l |_| l
/ {‐,' ーTTノ }ハ l ヽ└'
{ {,' /「 ̄_ 'lリl | lヽ \
ノ∨ //弋____ノ''’ l | l ヽノ
,⌒芥'’ ` ー '"´| |_j
{/⌒{ ,' _「l「L. _
{l:::::::| ,' └‐┐i r‐┘
/ ::::::::| ,' L| |
/ }:::/ { └‐'
/ ,'}:/ /∧ n
. / }:/ ,. / 、 U
/ / 、 // ヽ 0
. / ∨ _,,..ノ{ O
. / l| `~^ ―― '" { ,
/~^''~ .,/| \ |'" , >、
. ∧\ l | :| | \
213 :
◆u35dj8a9KI
:2018/02/06(火) 00:35:59 ID:pSz/xODM
:.:. .; :| ___ ___
:.: : :..:メ::|# :||_||_|| ||_||_|| :..:メ::
::| ||_||_|| ||_||_|| :.:..:;;
/| :|  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄\_/
: . / | :| ::メ :.:..::#:| :..;.. :.;...
/ |#:.:.... :| ∧
| | :| ::.:#:.. :.:..::;
| |:.... :| ;.;K;.::
| | #:.:.....:|;:,.
|==l .| :|;:;:,,.__,.::;.,___,,;;;:.,_____z______/ ̄ゝ_____
| | /
| | .メ/
|__.,:;|/
| /
| / ‐┼┐ -イ
|/ 丿 」  ̄ノ ̄ ヤ ・ ・ ・
_、、
/´````丶、、
/`ヽ ````丶、、
. `丶/``丶、、 `〉 ,`丶、、___ γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
`ヽ, ‐-、丶、/////// `〉ミ'、、 | これで、依頼者が言ってた分は全部……と |
{ヽ-‐'\、``丶、'/ ,г'o/ 〉 乂___________________ノ
〉、 ヽ:::..r_、ヽ/〔/┌-、、
{ヽ ':. `丶、'\/__´ //
\|∧ \┘、、⌒)ヽ
__ |.:∧ \、`_}`¨′
/,、 `ヽ:∧ ` , γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
、ノ ノ:::∧ ′ | 後は証拠写真を撮って、溶かして、帰るだけ…… |
/⌒ヽ´:::/ ∧ ' , 乂_____________________ノ
. 〈 {_/ ノ::::/ / ∧ __ ',
Y´)ー .:::::/ / /l /ニ二二二ニ=-
《´::ο:::::/ /' /、Уニ二二二二二二
_\::::::::/ / / /二二二二二二二二
. ∥ \〈 〈 {/‐二二二二二二二二
∥ ,; ``丶/二二二二二二二二二
∥ 。 ∥ ∥ /‐二二二二二二二二二
. ∥。 ∥ ∥├‐二二二二二二二二二
゙ ∥ ,; ∥ }ニ二二二二二二二二二
∥ 。 ∥ ∥ 、二二二二二二二二二
∥ 。 ∥ ∥ \ 二二二二二二二二
/⌒ヽ ∥ ∥ `丶、 二二二二二二
214 :
名無しの工員さん(改)
:2018/02/06(火) 00:36:12 ID:C/r92EPc
この瞬間を待っていたぞ!ガンダム!
215 :
◆u35dj8a9KI
:2018/02/06(火) 00:36:22 ID:pSz/xODM
__ ,. -- .,
,. " __ "''<_)、⌒ \
/ '"´ `ヽ)⌒ヽ ハ
´ }、 \ ヽ ∨}
′/ / /} }\ 、ム
' .: / ,'}/ -―、 '
|: { / ,,∠L,, / __V | }
|: 乂⌒'从Vり Vり 从’ '
∨ `ヽ{ , . . . . . . { ヽレ
寸 | ∧ 八 ',{ ……本当に、今ので最後なら、だけど。
) 人/ ム、 - ‐ ,.ィ{ ハ
^ ⌒\ヽ ≧=--=≦ / } ノ ノ
`_j{` {く´ ノ´
_,.斗</-- -,. '": : ≧s。., なんか、終わった気がしない。
/{: : : : :.{'" ゙̄/: : : : : : >'⌒V
, 人: : : : { /: : : : :>'" |
' ,' V:.、:.{/: : :>'" | |
. ' ' 寸ヽ{イア | \ '
' | `芥r'’ , ー - {
l | }ニ\ { }
' :| :}ニニjI斗 、 { }
/ :| _レ'´ 、ヽ } ' ___ } Π [[| ∠ ̄ ̄/
, ___jI斗.:´{´ ,.ィi〔レW _,.∠- 、` { | ̄ :  ̄ ̄| ∠二 二7 _
, / |: : ,.ィi〔ニ>-、⌒ヽ \ ',  ̄| | ̄| | / / ┌ ┘! ‐┐
{ r,.ィi〔ニ>'"ノ V: : :.} } |_| |_.」 |/  ̄|_lフノ
乂,.ィi〔ニ>'">'" }斗 '---=彡’
ー,.ィi〔>'r'´/「__ ∧ 、
<>' }\彡' `ーr彡ア \
丿 `¨´ ,.。s≦⌒:.、
}≧s。., ___,.。s≦{: : :∨: ∨: ∧
,': :,': :|: :.|: : |: : :',: : :.∨: :∨: ∨: :∧
┏ ┓
スカベンジャー
つまり私は、遺跡荒らしなのだ。
┗ ┛
216 :
◆u35dj8a9KI
:2018/02/06(火) 00:36:34 ID:pSz/xODM
γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
| ……まぁ、良いや。とりあえず写真を撮っておこう |
乂_____________________ノ
γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
| 数が足りないっていちゃもん付けられたら、面倒臭いし…… |
乂_________________________ノ
_,. -‐、 _
/ ',_ __..-―---- 、 __| |__
/ .ァ''"^>、__)._________(___,二..,,_ \ |__ | _
/ ノ __「 ⊂ニ⊃ o ,≧=≦、 レ、\. \ | | ̄| | |_|./7 _n_
〈 ; -‐=ニ´ ヽ―――――‐ X ___ X./ `'¨::ー-、 〉. |_| | |└‐/ / |_ , /
| 、_,,. -、 ', ::| i! |::, = 、:::! /:; ----- |  ̄. /_/ |_|-′
!: ',:ノ ::| i! |::ゞ= ':::| ∨ .!
:, ー―‐-、〉 :::| X ` ̄ ̄´ X/´ ̄ ̄ ̄ |
:, 、 _, ', :::| `≧=≦´ |: 、_ ノ .,′
, -l:  ̄( .ノ――――――――――ヘ. ) .:ハ
〃/| ヾ「 |`「 ' ' l∧
|l { l .}i ∧.ヽ. {/〃!
/ヘ \ ..,ノ { \ ///|
┏ ┓
……今回、私が受けた依頼は「遺跡の入口付近に突然湧き出したミュータントの排除」というものだ。
数は、二日前にこの遺跡に踏み込んだスカベンジャーが報告した12匹。増えたりしてなければそれで全ての筈。
こういうのは良くある依頼内容と言えるし、提示された報酬も仕事内容に対しては妥当な金額だった。
┗ ┛
217 :
◆u35dj8a9KI
:2018/02/06(火) 00:36:49 ID:pSz/xODM
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. `、 `}', ', / ,/ ,/
', ! ', | 〉
', f ',. | / /
i | / / | γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
ヽ / ,l | ……まぁ、こんな感じで良いかな。それじゃ、手袋と…… |
ヽ / 乂_______________________ノ
ヽ /
ハ ', ,r─'────‐ 、
`i、ヽ ', / ,.....、 ヽ
{、\ヽ ', / ,ィ─ 、ィ'´ ヘ
,ィ代 ` 、 ヽ \ ),>'´ ヽ
// ,/ ヽ、 >Y´ ,/ ヽ.
. /│/ ` ̄ ̄〈 ,. ‐'´ \.
/ !' /Y´ ,/´ ` 、
/ :| / | _,.ィア `\
┏ ┓
排除対象の性質や戦闘能力も、予め聞かされたものと大して変わらず特に苦戦するような事もなかった。
死体の後始末に使え、と渡された”分解薬”とやらも……。
┗ ┛
218 :
◆u35dj8a9KI
:2018/02/06(火) 00:37:09 ID:pSz/xODM
━━━━━━━━━・━━━━━━…━━━━━━━━━━━━…━━━━━━━━・━━━━━…━━━━━
/(⌒ ヽ
. / ゝ 、_ )
/ヘ _ /
_ -- 'ゞ、ヾ`ニさ
へ ̄ /  ̄ \
. /. \. / \
\ / \ / \
\ / \/ \
\. /_______// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄7/
ヽ__ __//.  ̄ ̄ ̄ ̄//________./
 ̄ ̄ .// // ____ /
ヽ_//. // /劇薬/ /
 ̄ ̄ヽ // ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄7/ チャプン……
丿 // /
ノ ̄ ̄ ̄ // 素手で扱わない /
 ̄7 .// 皮膚に付いたら /
/ // 直ぐに水で洗い /
// 流す事 ./
━━━━━━━━━・━━━━━━…━━━━━━━━━━━━…━━━━━━━━・━━━━━…━━━━━
_
> ⌒`Y:::Yく´ `メ.、
/ , ' / ー'- ' ヽ
j/! , ., / V
V / / ,
',ィ,' ! .|
!' { i } .i ……これを、死体に掛けて、と。
! 八 (! , /! ハ
ヽ { :、 、 /ノ'// j'
` ` <!从___∠く/ |¨i |¨|__ 「| 「|
r T!'´ ̄ ̄ ̄`Tiメ、 | i 「 ̄_」
' i: .!!: : : : : : : :j.|:.! .} | i , イ {、
! .!:.!|:____,',': ! .! |_i (() ノ、〉
' !i、 斗---- ミ{| ハ `¨´
, .! ' ,' 「|
, ', ' , |i|
} :} { | |i|
j_ノ {_!、 、ヘ __ノ
jア \ --― ゙マ! ‐┼≠、
_ノ V i ‐'
' \ ` ̄´ Y ‐− 、
{_!>r- ミ _ _ , ィ´⌒! ー'
ハ{: : :!|: : : : : |: : : : :,': : :ノ}、
219 :
◆u35dj8a9KI
:2018/02/06(火) 00:37:20 ID:pSz/xODM
`_つ
/⌒'´
八 ゙
{ { _ l'''l _ l'''l /:l
ヾ, |;;,,. /;, | ,|::|_,、 ,_ ,| ,|::|_,、 ,、|:::L
{ |;;,,. ヽ;;l ソ/;, |::;――-;::/ ,.、_|::/_ |::;――-;::/ |/7:/
人 ヽ;;l _、-''7 ソ ヽl /,;/ /:;.―-;::::/ ヽl /,;/ !/
_,f´ ___、-'''゙´:::,、-゙、;:::::''7 ∠-' `´ /::/ ∠-'
r'⌒乂_ _,_ノ゙ |:::::::::::;;、-''´ _ニコ::!―i / ´
(⌒′ `γ´ |;;、-''´ |,,;;;,、-''''゙゙´
(乂_ 乂
γ⌒ヽ( /⌒ ー=
(゛ ノ゙ `て ノ _,. -‐
r'⌒ゞ' (_, `" >'⌒ヾ゛
/(`) ノ,. 〜゙ (_ `
(. (_,`ヾ 〃'" /`ヽ-‐'
r'⌒( ノ)丿{ 、_ ヽ
ゝソ )´,. 、γ ヽ ) γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
ノ y‐-'ノ'´. ´゙ 乂 | ……変なにおい |
_,ゝ' /⌒) / ., ヽ 乂________ノ
r'⌒ー〜'ノ⌒゙ (`´ )゙ y" 、)
. )'~⌒)'´ ) ノ ( 八
γ゙ / //、 __,ノー-‐'
ノ ,′ /´/⌒´
┏ ┓
……特に妙な作用をする事もなく、綺麗さっぱり”緑色のトカゲ人間もどき”の死体をこの世から消滅させた。
つまり、私が受けた依頼はこれで滞りなく完了した、と言う事になる筈なのだが。
┗ ┛
220 :
◆u35dj8a9KI
:2018/02/06(火) 00:37:33 ID:pSz/xODM
/ r ‐、
⌒/ / ´ Y⌒寸\
. , ′ " / ' '乂::ノ Vハ
7 / ,′ l| __|__ ' ' | W}
' ' /七^ :八 | } { ' ' :| | :
. | { { { /{ { \ |ノ \{、 | ' | l :| :
八 、 zzzzzv zzzzzzzz } :| | l :| : ……なんか、変な予感がする。
\{\{´ 「r'l { 「l :} j' , ' :| | , :'
八 Vソ V^ソ , ' | / {
| } ' .,' }レ | 、
|从 ,' ' ノ| |\ このまま帰って良い気もするけど、やり残した事もあるような……。
| \ ‐- ,'/} ' | |
| } 个s。., __ ,,.. -=≦ ,' ,' | ', |
|,'} |、 { } ,' ,'_ /| ノ’∧八
', 八`\{ jI斗'、 ' ノ{ 寸´∨ ⌒`
^⌒` //、 \ レハ{ 、
,' /\丶/ ー、
/{ ./ / jI斗- 、)
{ {/ / / ∨
/ {/ ,,.. -=≦{ ∨
┏ ┓
どうにも、頭の隅っこにもやもやとしたモノが残ってしょうがないのだ。
因みに私は昔から妙にカンが良く……とりわけ「自分の身に降りかかる事」への察知能力が高いらしい。
┗ ┛
221 :
◆u35dj8a9KI
:2018/02/06(火) 00:37:43 ID:pSz/xODM
┳┳┓┣┣┫┗┗╋╋┃┃━┓┣┳┓┣┣┫┗┗╋╋┃┃━┣┳┓┣┣┫┗┗╋╋┃┃━┫┗┗╋╋╋╋┃┃━
__ ,..イ_
>≦::::::::::::::::::::::`:メ、
,.:':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽヽ
,.'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::、:\
/ '^/:::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!`` 悪いんだけどさー、今日の買い出し行ってきてくれない?
'::::::::::::i::、:::::::::::::::::::,'::::::::::::::::::j
{::j::::::::::ヽヽ::::::::::::::::ノ:::::::::::::/:::i γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
V v::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ヘ:! | 昨日も私が行ったから、お姉ちゃん行ってきてよ |
ヽ:{`<:::、:::::::/::::::ノ:/ ゝ 乂_____________________ノ
` 斗-ヾf⌒!'>'-一 '⌒ヽ
, ' jr:j´ V
ハ ,:::, 、 ', じゃあ、ジャンケンで勝ったら行かなくて良いよ。
', 、__/:::, ------':, ,
, V:::::{ , , γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
, ':::::{ ':, , ', | 私に分からない速度の後出しするから駄目 |
, ,::::::{ ', 、 乂____________________ノ
,ハ '::::::{――‐r―一'", :'
!::::::{ } ', 、, !
!::::::{ : { ぬぐぐ。
!::::i::! | { !
!:::::!:{ ! ' |
!::::::,:.、 ノ , .! ※ 結局この後姉がごね、何故か二人一緒に行く事になった。
V:::::',::、 , !
┗╋╋┃┃━┣┳┓┣┣┫┗┗╋╋┃┃━┓┣┳┓┣┣┫┗┗╋╋┃┃━┣┳┓┣┣┫┗┗╋╋┃┃━┫┗┗╋
┏ ┓
小さな事では「雨が降りそう」だとか「ジャンケンで相手の出す手」だとかが、事前に何となく分ったり、
大きな事だと……気が付かなければ命を落とすような、直接的な危険に対しても察知が出来たりもする。
私の姉は「博打で大儲け出来そうね」などと笑っていたが、今にして思えば半分本気だったような気も……。
┗ ┛
222 :
◆u35dj8a9KI
:2018/02/06(火) 00:37:54 ID:pSz/xODM
{\ ___
> `寸 __
, ´ Y'⌒ヽ´ ` 、
/ ゝ辷ノヽ 寸
/ /__,/ { jI斗- ―― (__ノ、メ、 ∨
' / //` ', ´ Vハ } ( ……考えてみたら、今の生活自体が博打みたいなものでは )
/ // / // '、\ W}/ / ,'
|/ ' ./ j芋芋 芋芋芋芋ミ } } / /
| :| /! { Vり Vr'J り ノ , 〈イレ'
| / | { :ノ ¨ ¨¨´ | , お姉ちゃんだったらどうするかな……。
|' :乂{人 | / /
V }≧s。 _ー _ ,. 。s≦ // /レ'
\{ r―、,} {へ| //レ'
_| | | / / jI斗-=ミ
_/` | | |,' / / / ⌒ヽ
{ ∨ {/ / /_ }
{ `芥彡’ / \ ,
┳┳┓┣┣┫┗┗╋╋┃┃━┓┣┳┓┣┣┫┗┗╋╋┃┃━┣┳┓┣┣┫┗┗╋╋┃┃━┫┗┗╋╋╋╋┃┃━
ヽ(ム:::::::ム`ー //:::::::::i:::::/ `
ヽ::::::ム、 t フ /´::/:::://!/!
ヽ:::::ム≧s。 ,,.. イ:::::/::ィ/ }' _
, ̄)ハミ::ヽ--x}  ̄ j:::彡'/´ ̄ マ
,' '  ̄ ̄ ,' ´ }
ィ! , `ヽ 一'´ ,'
>':::,> ' ´ 、, ミ ,! .,'
>-≦´:::::::/ / `ヽ .,'
>-≦´::::::::::::::::::::>,.' _____,.'____. ', /
>≦:::::::::::::::::::::::::::::::>' .,'´  ̄ ` ' <.} /
/ィ´::::::::::::::::::::::::::> ´ { .,:' .,'
!/::::::::/::::::::> ´ ム、: : : : : : : : : :、: : : : : : : : : : : : : : x' .,
/::::::::/::::> ´ ≧s。 ____ ; : ゝ: : : : : : : : : : ; ィ´! '
./:::::/::::/ |j  ゙̄` −-=≧=== ==≦ __,! ,
{::::/::::::/ i!  ̄  ̄ ̄ ´ .! ,
┗╋╋┃┃━┣┳┓┣┣┫┗┗╋╋┃┃━┓┣┳┓┣┣┫┗┗╋╋┃┃━┣┳┓┣┣┫┗┗╋╋┃┃━┫┗┗╋
┏ ┓
私をこの道に引き摺り込んだ張本人でもある彼女は、現在別件の依頼で他所に行ってしまっている。
あのフィジカルモンスターならば、恐らく特に悩む事なく”予感”の原因を探し始めるのだろうが……さて。
┗ ┛
223 :
◆u35dj8a9KI
:2018/02/06(火) 00:38:10 ID:pSz/xODM
/(
_{ \
'" -=ミ
´ ` 、
,. ´ / ―=ミ ' \__
/ / / | ト., (::::::)- ⌒'' .,
´ / /| { | | `''<, `¨(_:ノ'\ ∨
| / / jトミ{ 、| 、 ` :| ∨ |
|' :| l| /ん' ミトミ., | :} ,
| l| :{ `¨ んfJ メ寸、 ' }ヘ/
V乂', 、弋__ノ ノ ⌒ヽ l| '
、  ̄: :/ ' ) /} / / ………………行ってみようか。
\ ` , , /-=彡 /レ'
V{  ̄「 ̄ { | / >'
r七´/| ,.。s≦{_⌒
/ / />' /´ ヽ
ノ| ,' /´ / / }l
/ / { /: / / 、
/ /r芥'=彡' V /
, , Vr’-' < {
, | /:::| ,へ /
_, , -=ミ:| ,.ィ ´ \)っ /
「 / //\{ { /\)´ /
' /! / / `'ー='´`’ {
| ' 乂 { 丶 ノ}、
人__ }≧s。, } / {
| }≧s。., / }'
┏ ┓
数秒ほど考え、私は”予感”の原因を探ってみる事にした。
弾薬にも余裕があるし、ミュータントの駆除が予定より遥かにスムーズに進んだので迎えが来るまで大分時間がある。
遺跡の入口で歩哨をしている皇国兵士相手に会話をして時間を潰すのも、なんとなく嫌だし。
┗ ┛
224 :
◆u35dj8a9KI
:2018/02/06(火) 00:38:19 ID:pSz/xODM
/-―-=ニ二,, _ ニ= 、 / | | |
/ / / `丶、 |l | |
// / / / \_ _,⊥_|
/ :/ / / / l | /  ̄ ̄「  ̄丁`{
' // ,' / / ji | | | |
.:' /_ _ _ _レ'"´ ̄ ̄`丶、 | | | |
|/´/: : : : : : : /: : : : : : : : : : : \ | j j ‘,
{: : :.l: : : : : : : / : : : : : : : : /: : : | 丶.. _ 〈 i
ゝ : l: : : : :_; 厶:_: : : : : : : ;': : : : | || ̄ ̄ ̄厂 丶」_}
`~"´ `丶: : : |:l: : : :| || ハ: /: : : ノ ー┐ l l l
丶-----l || /-―' ̄ __|. ノ ・ ・ ・
l || ,'
' || /
', |L.. _ '
i ´ ̄l| l
} || | ー┐ l l l
j 〈レ-、_! __|. ノ ・ ・ ・
[ィ ̄`〉 、」
/ / 八
/{ { j}
{..j __レ-―-i〉
~,^;.:  ̄  ̄  ̄ :..  ̄.. :. ;: : . ̄ ̄ .: ̄ ̄ .: ̄  ̄ ~:.´
┏ ┓
少しでも危険を感じたら即座に撤退する……。そう考えながら、私は”予感”に従って歩き始めた。
遺跡の奥……何かの建造物の跡地の内部へ、警戒だけは切らさずにゆっくりと……そして――
┗ ┛
225 :
◆u35dj8a9KI
:2018/02/06(火) 00:38:35 ID:pSz/xODM
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三二二二
二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二ニニニ
ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ===
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−−−−−−−−−−−−−− ‐ ‐ ‐ . __ __
- - - - - - - - - - - - - - _ /^> ////
ヽ,V / " ." /^ヽ
/∠-‐¬, <// /_
く// ( ̄ .<_ -‐-,ヽ, [][]「|
'|'ー 、 ヽ,'¬, ( <l / //
! .、ヽ  ̄  ̄ "
! ! l {. ..`'-、
l ! | ヽ .\
_______ ./ ,i′/ ヽ 、 .ヽ
_,, ー'''"´ _. `゙''┐ / l .ヽ `'、
,,..,,,,_. .._..-'"´ ._,,,.. -'゛ .__,,,.././ l ヽ ヽ
\ .`',, ‐″ _,,..-'" _,,.. -‐''ブ´ ., ‐ / l, l ヽ
゙ / ,, i‐'"゛` ,..-‐゙´ ./ 、,/,/ l l、 .ヽ
./ ../ .,..-'´ ./ ,/" ./ l ! ヽ .ヽ
/ ./ ./.,/゛'、 ./ ./.r / ,..-‐'"゙゙´゙ll. |. l. .ヽ
" ./ / ,./ .L l / ./ .l .! l \ / ./ / ! .!
/ / l l ゙L .! ./ l゙ ! ヽ ヽ ./ .,.-'〉. / .! ! .,
../| / l ! l | .! ′.| l 'i l ./ / r'" │ l .,! .ゝ
/ / l .l゛ .l_______ l. | │ / ,/, / l l li
! / l !.、 .く_ `゙゙'''ー ..,,_ │} .} .l . / │ ! ! l.l|,
.゙/ .! ! ヽ i `゙゙''''―- ..,,,_ `゙''ー、、 . l.从 .l !│ .| !ー───_" } .! .!
l l 、 ! l .゙i゙''ー 、, .\ `''-、 .// l| / ,、.!.′ .,! ! '';;_,゙,゙¨''''''ーl゙ | . l
,! l t│ | / .l .| .、 ! `ゝ、 \ . \ ゛ ./ ./._,..! | l´゛ . ゙゙̄''' | | .;| !
! l .!.l ! / .| ././ l゙ .,、 .\ ヽ '-, .\ ./ `゙´ .l .l .ヽ │ ! |,!
.│ / ,!| .l./ .| ./ ./ l / ! .\ .|, .ヽ .ヾ l l、 'i .ヽ. .! / l゙,! l,
│ ! ./ / レ゙,′ .l ! | ./\ .!ヽ ヽ . l ヽ !ヽ.l-、 \ .l / .!
: ! ! ./ ./ / | | / | / ,- .ヽ.l. \ ゙‐ .l, ゙'/ .".l . \ .\. ,! / 「
. | l l / ./ .l .,! | ! / ,r,! ヽ ゙‐ .l ヽ .ヽ l- ,! .l゙
226 :
◆u35dj8a9KI
:2018/02/06(火) 00:38:48 ID:pSz/xODM
,,.. ―― ..,,
,. ´ ` 、
/ (::ノ- 、 、
´ Y:::| ∨ ∧
. / ', ',乂| W',ハ
' / ハ ', {', ', ∧ .W |
. | /斗{ ∨丁~^'、 ', ∧ W ,
八∧rミ::::::::::::::::::::::', ',⌒l W ,
ソ:::::::::::::::::::::| 'r j', .}リ , ………………うわっ。
{ U | ' 八 ハ ',
、 ノイ {´∧ /∧ {
\ r っ . | { 〉' /∧ 、
| \ :| ∧{ /-、/V \{
|/| ` ̄ ̄ | ' /: : : :.\
乂__∧/ ∨/: : : : : : : : : 、
/ /⌒ ': : : : : : : : : : : : : 、
/レ' , ′: : : : ://⌒`寸:.、
, /:::| , : : : : : :// , ⌒寸',∧
/ jI斗<___,.。s≦/ / 寸∧
<イ/:::V  ̄´ , |l:.:∧
{ | .|:::::::| / :|l: : ∧
┏ ┓
――数分後、その判断が間違っていた事を嫌と言うほど思い知る事になったのだった。
┗ ┛
227 :
◆u35dj8a9KI
:2018/02/06(火) 00:38:54 ID:pSz/xODM
,r''''、、'"´:.:.:.ヾ´''=
,r'_ ヽ:.:.:.:.:. :./:.:.:.:ノ゙ヽ
/ ゙ー'":.:.:.:!l:.:_,,.ノ__r-'、 ノ ┌┐ 00 /  ̄ 7
/_:. .. :.:.ヾ_, -''´ |└‐┐ /_/¨7 / _ _
,:':.:.:. `ヽ:./ ゚ |┌‐┘ / / 〈/〈/ 「¨7
/_:.:.: .:.:.:.:, ' |__二二i /_/ //
/:.:.`丶、:, '  ̄
/:.:.:.:.:. .:.:/
!-===、i
|:.:.:.:.:. .:.:| _,,./.. ---== ┌┐ 00 /  ̄ 7
ノ-‐==、! ,ィ´.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.`゙''r‐- 、 |└‐┐ /_/¨7 / _ _
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\ !:l!:.:.:.:._ヽ,,,......__!_:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:`丶、....__ |┌‐┘ / / 〈/〈/ 「¨7
/:.:.:.:.:.:.:.:.:. :.:ヽヽ,.フ´ 、`゙''丶、:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.ヽ- 、 |__二二i /_/ //
i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.. .:.:.:.:.', ';/ '''''ー-- 、 ヽ、 `゙丶、ノ:.:.:.:.:.:.:ヽ 丶  ̄
',:.:.:.:.:.:.:.:_,,,,,__:.:.:./ /7"´/7``゙''7ー- 、_` /ヽ`ヽ:.:.:.:.:/:ヽ-'´
_,,,........._ ヽ、r'Y´:,、-==ニ!'´/´ ̄`゙'''7''ー-- 、,,,,ニ''ー、' `゙ ヽ:.:':.:.:.:.!
/:.:.:.`ヽ:.:`丶、 /::/、//:.:.:.. :.:ヽ:l|:.:.:.:.:.:../:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.`゙゙'''''r- 、.../'__:.:.:/
''´`ヽ:.:.:_,,'_:.,ィ.:.ノ/::/ /:/、:.:.:,r==ヽ- ....__:!__:.:.:.:.:.:.:.:.:!:.:.:.:.:.:.:.:.:.!:.:.:.:.`゙i、-'"
::::} ノ'´ //、'/::/:/:/ ヽ:.:.:.:.:.:. :.:\ `゙'''ーァ-'-,、,,,_:.:./:.:.:.:.:.:.:!:)
='‐'´ _,..-':::'"´{:/://'、 ヽ:.:.:.:.:.,.---ヽ ''"´,. ‐'" 、 `゙''ーr--'-'
━━━━━━━━━・━━━━━━…━━━━━━━━━━━━…━━━━━━━━・━━━━━…━━━━━
jI斗 ―― =ミ
,. '" Y⌒ヽ'" ̄ ` 、
/ 乂,. - 、 \
' / ∧ (:::::::::)、 }、|
/ _jI斗< ー 'V\ ,'
/  ̄ ̄/ ̄ ' ', ' ∧ ' ヽ }'
/ / | / l: /__jI斗rぅ }^ヽ } '
/ ' | :| jI斗rぅ/ 乂r'ク ' | '
| l | 乂rク } / :} |' ( ……別のミュータントが、巣を作ってたんだ )
| l | ∧ ' U ,レ' ノV
|八 :|' 个s。., ' ^ ,.イ | /{'
ヽレヽ乂~ .,}  ̄ |ーく
⌒ ノ } V: : ー- ., _
,. -=≦: : :.ー ‐}: : : : / ⌒ヽ
/ `}:、: : : 、___,': : : /{ ,
{ V\: : :. .,': : :/ニ{ |
{ } Vニ\: :. ,': : /ニニ{ { V
{ ' Vニニ\: {: :/ニニ7 ', V
━━━━━━━━━・━━━━━━…━━━━━━━━━━━━…━━━━━━━━・━━━━━…━━━━━
┏ ┓
その外見を率直に言い表すなら、脈動する無数の蚯蚓が犇めき合う塊……という非常に気色の悪い代物だ。
触手状の……見たまま触手なのだろうか? ともかくその表面は、分泌された粘液により、てらてらと鈍く光っている。
そしてそれらが絡み合う様にして糸を引かせながら擦れ合い、ねばっこい音を延々と立てているのだ……。
┗ ┛
228 :
◆u35dj8a9KI
:2018/02/06(火) 00:39:05 ID:pSz/xODM
| . . .: : : : : : :
| . . .: : : : : : :
ノ{_ | . . .: : : : : : :
ノ⌒ ` 、| . . .: : : : : : :
,,.. -- ..,, ‐く__ 、ハ! . . .: : : : : : :
,. '" 乂_l⌒', ` 、 ',| . . .: : : : : : :
/ 寸':.、 ノ} ' | . . .: : : : : : :
' / イ | ∧ ∨{ハ! . . .: : : : : : :
// / / レ| :! | ヽ :} `| . . .: : : : : : :
, '/ / ' ,' jI斗r七,' }人. | . . .: : : : : : : ( 退治……無理そうかな、量が多すぎるし )
/イ ' { jI斗,| ´ }_,.斗vr ,ノ}⌒ | . . .: : : : : : :
⌒ | | / _,,..L| ' 7Vリ ノ / ∧ | . . .: : : : : : :
八 :|', ≪ Vリ | /レ' 7' |寸ー | . . .: : : : : : :
寸乂レ{ \ ' ∠イ ' } :| . . .: : : : : : :
}八 {:.、U , ‐ //}/´^ :| . . .: : : : : : : ( そもそも銃弾がまともに効かなさそう…… )
乂\ 个=-- -=≦ `Y::::::「「|\:| . . .: : : : : : :
⌒ ,.。s≦ヘ、 ,へ|:::::::| |:| jI斗 、 . . .: : : : : : :
/::::::::::::::::::::::\ |:::::::| |:|/ --= ヽ. .: : : : : : :
, ⌒¨^''<::::::::::\ |:::::::| '/ --= ノ. .: : : : : : :
, `寸:::::::\::::リ ー= ,ノ. .: : : : : : :
\ ⌒)ヽ`''<}/::{ }ー }.. .: : : : : : :
}丶 ヽーr「|',:::::.、 ノ ´. . .: : : : : : :
\ ノ7´ |:乂:::::::ー':::〉 . . .: : : : : : :
V:.、 / / \:::::::ーr’ . . .: : : : : : :
Vハ .:  ̄/ | . . .: : : : : : :
^}ム.: _ ,,..イ :| . . .: : : : : : :
ノ }个ー ---='∨/| | . . .: : : : : : :
〈 ∨j | . . .: : : : : : :
∨、 ` :| . . .: : : : : : :
┏ ┓
少し離れた所で様子を窺う私の鼻元まで、触手が発する生臭い匂いが届いてくる……。私は思わず顔をしかめた。
もしかすると、先ほど私が駆除したミュータント達は、この触手の発生に追いやられて出てきたのだろうか?
……理由はともかく、私が一人で真っ向から立ち向かうには余りにも危険な相手だろう。
┗ ┛
229 :
◆u35dj8a9KI
:2018/02/06(火) 00:39:16 ID:pSz/xODM
jI斗 '" (:::::::::)-=ミ ヽ
, " `¨´ メ、 `ヽ ',
、 _ / 寸 ∨ } |
乂__ 寸 V 八
/ ∨ :}/
/ ト、 ,. -=ニ ∨
, | 丶>'" |
, 斗 、\ \ ,、 ∨ |
| ´ | \ ji斗七f「}l⌒| ' '
| \| jI斗 乂fりノ :| | } /{
| 、 〈´Vハ ^´ | | '∨
| |\ ∧ ゞ' ' U | | / ( とりあえず、帰還したら組合に報告しようかな )
∨ \ { }ト ., 、 / j/レ'寸ー=ミ,
⌒乂{_≧=- -‐ く{ハ / jI斗-マ:.、
/} / / /´ 寸
| L_/ / / ∨
| |:/ / /{ |:.
| |' /ィ’ } |:::.
V|/ア | |::::〉
|(::::{ | ∧'
<::::::{ | , ',
V「 | { '
/:::| r‐' } l
.:::::::| j \ー― ノ |_
|:::::::| 」 /´ / |
|:::::/ / / / :|
┏ ┓
幸い、向こうはまだこちらに気が付いていない。見た所動きも鈍く、意思を持っているのかすら怪しい程だ。
このまま放置をしておけないのは確かだが、私が今ここで倒さなければならない義理はない。
私はゆっくりと、その場を後に――
┗ ┛
230 :
◆u35dj8a9KI
:2018/02/06(火) 00:39:26 ID:pSz/xODM
――――― ̄ ̄___ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_____――― ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄______ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_____――― ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
______―――━━――― ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_____ ̄___ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_____―━━― ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄____
‐‐─── ──── ──‐‐ ‐ ─‐‐‐‐ ─────‐‐─── ──── ‐ ─‐‐── ──── ──
/:i /:/ /:!
/:/ /::/ ./::/
-=ニ二´:::::二,:::r''7::/
_/:/,,,...!:/..//
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!::| _,. -、 o
|::! ニ7:ノ_
゙´ ゙''''''''''''''''" __,,,.....,,,,_
, ------―--、 ,r'''''、、'"´:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.',`゙''''ヾ´''=
 ̄ ̄ ̄ ̄/::/{:{__ノノ ヽ:.:.:.:.:. |!:.:.:.:.:.:ノ:.:..:.:./:.:.:.:ノ゙ヽ
/// ゙ー'":.:.:.:!l:.:_,,.ノ-―‐'-r 、ノ__r-'、 ノ
///_:. .. :.:.ヾ_, -''´
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‐‐─── ──── ──‐‐ ‐ ─‐‐‐‐ ─────‐‐─── ──── ‐ ─‐‐── ──── ──
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|iii7 /_ \\\\\\\\\\\\\\\
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|'/ / ̄`~'''< ミh、` 、 \\\\\\\\\\\
| {/ ̄ ̄ `'''<ミh、 丶、 \\\\\\\\\
| { '<)h、 \ \\\\\\\
{ _,,....._ `寸}h、 \ \\\\\
', : ,イ'⌒`寸i; 寸}h、 \ \\\
:. / ' rぅ : i} 寸}h、 ヽ \
‘, ::. { 乂 _ノ / ::::}ニ{\ :.
‘, ヾ辷zア" :::八人 }
\ ‘, ゙. ::' ‘, \ ┌┐
\\\ ゙.、 ' ||
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231 :
◆u35dj8a9KI
:2018/02/06(火) 00:39:37 ID:pSz/xODM
___ __
,.j l゙|、=@ | 「 | / _ __
j ! !.l !l.|| l゙ _| |___ |/ | / | 「
i ,!.l }|.|川│li i |_ _/ ∨ |\__| |__
,!.! l "" .| .!.! ! !! | 、 __| |___ | __ __/
i,!.! ! │!|│|,! | /  ̄ / |
i | !′ . | ,!| .,  ̄ ̄| 「 ̄ ___ / /| |
! ′ ‘ !.! .li: | | |___ / / / 」 |
/,! l l|: | / __] |__  ̄  ̄
/ " .l!: |/ └──‐┘
,i/ ゙|
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. | { { { /{ { \ |ノ \{、 | ' | l :| :
八 、 ,斗ミハ{ jI斗r笊ミメ } | :| l :| :
\{\{⌒fハ {r'うハ j' , ' :| | , :' ( ――ッ!! は、や―― )
八 Vリ .:::::::::::::. Vrク :, ' :| / {
| }: : ' u ,' }レ | 、
‐‐─── ──── ──‐‐ ‐ ─‐‐‐‐ ─────‐‐─── ──── ‐ ─‐‐── ──── ──
―――━━―――― ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄______―――――____ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_____ ̄ ̄ ̄ ̄―━━― ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
,! l / 〃 ,! |||
.l゙ | / .〃 / ,!
│ ! / .〃 ! | ,!‘
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.! l / // / .、 l !l゙
l .| / // / ./ .l゙ li゙
! │ / // l / .,! l゛
.l゙ │ / / l / / ! '
232 :
◆u35dj8a9KI
:2018/02/06(火) 00:39:47 ID:pSz/xODM
/\ ヽ>ヽ>
_./\/ _ ____
./ .!\/ } 、`ーz _ ≦z_
//| | ヽ.\  ̄
// ..| \ } .{
⌒ | l\\ .| ./
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|イ
ノ! \ー - ___
r/', ^ jI斗- ~^'〜 .,
i___',\。s≦ ` 、 . 人__/
ー--iii:::::!___\ ー― '" ヽ_ ⌒ヽ(
 ̄.iii:::::! ./ /  ̄ ̄ / Y:::::::Y´ ̄` 、 )て
iiii::::i// ' /ー=ミ jI斗 '{ V⌒ヾ , . __ノ(`
iiii::::i/ィ/ /jI斗-= 〜''" _⌒' { / 乂__ノ`ヽ , `Y^\
iiii::::i>{/ノ` ー´'" ´ruぅ^'寸 / | | ∨ ,
--iiii::::i ,' "" '  ̄~^ ’イ , ’ ,' } !
, / iiii::::i-イム _ u フ´ / イ / | } .,'
yイi i /.!!!::::!!/ ム ´ ` / イ ∠ソ /、| / /
/'!´ ハNハ:::!{イ´ 〈\ ⌒7,.。s≦ / ` / / ――ぅ、あ……ッ!!?!
!.:.:|.',!i ,. へ, 个 - ‐=≦ / _j/_ / _ ノ
,ノ.:.:.!.:.',乂: : : :\>'’ ,.。s≦: : : : : :jI斗--=ミ/⌒´
/.:.:.:.:.:{.:.:.\\_,.斗-‐く,,.. -- ― ''" ∨
{:r 7⌒ヽ.:__,.∠ー--彡'’ }
` ,' ! \ `¨¨´ } \
, ゞ、 \ / \
! ィ=ミ、 ヾヽ ` !/ }
/i/iiii::::::i:\ / > 、 ノ
/ !' iiii::::::i: : : \ / > ´ ヽ
7 !: iiii::::::i : : :\ \ /ム、 / ∨
=ミ ,,.. '⌒ヽ |: iiii:::::::! \ \ ー! \ , ― 、¨^'メ、 ∨
: : : ', ̄ !ヽ.',:!!!::::::i \ {´ // ノ^ヽ: : :\ `ヽ∨
: : : :i ,jiii:::::::i ∨ __jLl / /⌒l: : :.、 〉
: : :./ /!!!:::::::! } ∨ /⌒ヽ 、 ノ、 ノ| ノ: : : :} /
233 :
名無しの工員さん(改)
:2018/02/06(火) 00:39:56 ID:C/r92EPc
フィーヒヒヒ!
234 :
◆u35dj8a9KI
:2018/02/06(火) 00:39:59 ID:pSz/xODM
――――― ̄ ̄___ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_____――― ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄______ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_____――― ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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‐‐─── ──── ──‐‐ ‐ ─‐‐‐‐ ─────‐‐─── ──── ‐ ─‐‐── ──── ──
' / ハ ', {', ', ∧ .W |
. | /斗{ ∨丁~^'、 ', ∧ W ,
八∧rミ 芋芋ミ', ',⌒l W ,
ソ.::::::::..rり | 'r j', .}リ , ――くっ、この……ッ!!
{ | ' 八 ハ ',
、 U ノイ {´∧ /∧ {
\ r ッ :| { 〉' /∧ 、
| \ :| ∧{ /-、/V \{
‐‐─── ──── ──‐‐ ‐ ─‐‐‐‐ ─────‐‐─── ──── ‐ ─‐‐── ──── ──
―――━━―――― ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄______―――――____ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_____ ̄ ̄ ̄ ̄―━━― ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
______――― ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_____――━━― ̄ ̄ ̄ ̄ ̄______ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_____――― ̄ ̄ ̄ ̄__
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│_________________,r'´ニ`ヽ \ l::::::::::::::::::::::::::,:ィ''´______ .│
│ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄,r'´ ̄ヽヽ, \ ヽ:::::::::::::,:ィ''´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ .│
│ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/´ ̄`ヽ、ヽ\ \ ,ゝ‐'´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ .....│
│______________/ : : : : : :::::ヽ \ ヽイ/____________ ......│
│___ \、 / ,...___ : : : : : :::::ハ ヽ/_____________ .│
│─────ゞ、_从_ ,イ,ィ:: : : : :`:‐-::、:_:,r‐l/────────────── │
│────ア,:=''" ̄ ̄. /:::::: : : : : : : : ::::::::::/───────────────── │
│___て::/ /::::_: : : : : : : : : : : :/───────────────── ...│
│__ ̄) { .ダッ! {::::::::::`ヽ:、: : : : : :./__________________ .│
│ ̄-=''''^ヽ'、 ヽ::::::::::::::::::::::::. : / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ .│
│___/⌒`''=一 ` 、:::::::::::::::::/__________________ ....│
│──────────────` 、::/─────────────────── │
└───────────────────────────────────────┘
235 :
◆u35dj8a9KI
:2018/02/06(火) 00:40:16 ID:pSz/xODM
,.r ./ヽ: : ヽ: :、: `: : : :`:、ヽr、 ,/::::::
. \ヽ、___/ `ヽ: : : : : : : : : : : ̄:.フく:_:_::::::::::
.>`ー'´ _,,,ヽ: : : : : : : :,>'´: /:::::ヽ:::::
'´ /:::::::::::`l¨:¨:¨:¨:´: :,>"l:::::::::::::::\
/::::::-:::、::::::入¨:¨:¨:´:::::::::::::マ:;/´:::::::ヽ
〈::::::::::::::::`ー:::::::`ゝ:、:::::-:‐:'::/:::::::::::::::::::::::
.ヽ、:::::::::::::::::::::::::`::-::::::::::::;イ:::::::::::::::::::::::::::
/ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::,イI!:::::::::::::::::::::::::::::
./ `ヽ、:::::::::::::::::::::::,イコ!::::::::::::::;>'"
/´ /¨7- 、/≠L, ‐7¨´
/ , イ´ ,/! ./::彡
l{ / ,}/ / /::::::彡
ミ、 ´,./ ./ /`ー‐'´ ,イ
`¨¨¨´ ./ ,/ /ム―7
/ ./ .//ニ7/
{! ,.. { /' ̄7/
.} .}彡 //
/ / /' __
ミミー--‐彡 彡 /´ > ,.イ
/ミ 彡 ´ ̄ /_/
`'ー----一'´ .//
ミー----彡彡 .//
(( / ./ ))) |/,イ,イ ,イ
)ヽ / 彡/ 彡 レレ //
)ヽ /__ {! // /'
そ( .ノ:::::::'ー'¨´゚, ノし
_) ./:::::::::::::::::::::::::‘, て__
236 :
◆u35dj8a9KI
:2018/02/06(火) 00:40:43 ID:pSz/xODM
:.: :..:|::: |
:.: :. . :|::: :メ| ::メ :.:..::#:. :.:...
.::..: :|::: | :.:..:. :...:..
:.: #:.. :|::: |::.:#:.. :;.. :.:メ:.:: ::.:. :.
:.::. : :|::: | :..:
:.:..::: :|::: |√:. .. :.:..
# :|::: |ィ.o ̄ ⊂!ヽィ.o ̄ ⊂!ヽ ....:.:..::. :
:.:. .; :|::: |}ゞ、__,,ィ{}ゞ、__,,ィ{ .#;. :::.
:.: : :..:メ::|::: || ` ̄ ̄´ || ` ̄ ̄´ |.....
::|::: ||`===´||`===´| ....:. :.メ:.
|::: || || | ::メ
:;.. .|;;;__,,||`===´||`===´|_______________
/ .;{!,,,,______,,i{!,,,,______,,i}
:.:..::#:. ./
/
/ jI斗 ―― =ミ
:::....../ ,. '" Y⌒ヽ'" ̄ ` 、
/ / 乂,. - 、 \
'´ ' / ∧ (:::::::::)、 }、| フラ……
/ _jI斗< ー 'V\ ,'
/  ̄ ̄/ ̄ ' ', ' ∧ ' ヽ }'
/ / | / l: /__jI斗rぅ }^ヽ } '
/ ' | :| jI斗rぅ/ 乂r'ク ' | '
| l | 乂rク } / :} |' ああ、もう……! 深入りし過ぎた……!!
| l | ∧ ' U ,レ' ノV
|八 :|' 个s。., ' ^ ,.イ | /{'
ヽレヽ乂~ .,}  ̄ |ーく
⌒ ノ } V: : ー- ., _ ( そして、思った以上に狂暴……か )
,. -=≦: : :.ー ‐}: : : : / ⌒ヽ
/ `}:、: : : 、___,': : : /{ ,
{ V\: : :. .,': : :/ニ{ |
{ } Vニ\: :. ,': : /ニニ{ { V
{ ' Vニニ\: {: :/ニニ7 ', V
, | ` ーr七ニメー‐' ' V
} | |ニニニ} |、 `l
} | 7⌒'く! | \ \
┏ ┓
――危ない所だった。咄嗟の回避が間に合っていなければ、今頃串刺しにされていただろう。
まるで鋭利な刃物に切り裂かれたかの様に無惨な姿になった服を一瞥し、私は危機感を募らせる。
┗ ┛
237 :
◆u35dj8a9KI
:2018/02/06(火) 00:40:55 ID:pSz/xODM
. __ __
_ /^> ////
ヽ,V / " ." /^ヽ
/∠-‐¬, <// /_
く// ( ̄ .<_ -‐-,ヽ, [][]「|
'|'ー 、 ヽ,'¬, ( <l / //
! .、ヽ  ̄  ̄ "
! ! l {. ..`'-、
l ! | ヽ .\
_______ ./ ,i′/ ヽ 、 .ヽ
_,, ー'''"´ _. `゙''┐ / l .ヽ `'、
,,..,,,,_. .._..-'"´ ._,,,.. -'゛ .__,,,.././ l ヽ ヽ
\ .`',, ‐″ _,,..-'" _,,.. -‐''ブ´ ., ‐ / l, l ヽ
゙ / ,, i‐'"゛` ,..-‐゙´ ./ 、,/,/ l l、 .ヽ
./ ../ .,..-'´ ./ ,/" ./ l ! ヽ .ヽ
/ ./ ./.,/゛'、 ./ ./.r / ,..-‐'"゙゙´゙ll. |. l. .ヽ
" ./ / ,./ .L l / ./ .l .! l \ / ./ / ! .!
/ / l l ゙L .! ./ l゙ ! ヽ ヽ ./ .,.-'〉. / .! ! .,
../| / l ! l | .! ′.| l 'i l ./ / r'" │ l .,! .ゝ
/ / l .l゛ .l_______ l. | │ / ,/, / l l li
! / l !.、 .く_ `゙゙'''ー ..,,_ │} .} .l . / │ ! ! l.l|,
.゙/ .! ! ヽ i `゙゙''''―- ..,,,_ `゙''ー、、 . l.从 .l !│ .| !ー───_" } .! .!
l l 、 ! l .゙i゙''ー 、, .\ `''-、 .// l| / ,、.!.′ .,! ! '';;_,゙,゙¨''''''ーl゙ | . l
,! l t│ | / .l .| .、 ! `ゝ、 \ . \ ゛ ./ ./._,..! | l´゛ . ゙゙̄''' | | .;| !
! l .!.l ! / .| ././ l゙ .,、 .\ ヽ '-, .\ ./ `゙´ .l .l .ヽ │ ! |,!
.│ / ,!| .l./ .| ./ ./ l / ! .\ .|, .ヽ .ヾ l l、 'i .ヽ. .! / l゙,! l,
│ ! ./ / レ゙,′ .l ! | ./\ .!ヽ ヽ . l ヽ !ヽ.l-、 \ .l / .!
: ! ! ./ ./ / | | / | / ,- .ヽ.l. \ ゙‐ .l, ゙'/ .".l . \ .\. ,! / 「
. | l l / ./ .l .,! | ! / ,r,! ヽ ゙‐ .l ヽ .ヽ l- ,! .l゙
┏ ┓
どうやら、あの触手は明確に私の事を認識し、その上で害意を以て襲い掛かってきている様だ。
以前、本か何かで読んだ「食虫植物」めいた反応速度……。この場合は「人食い触手」と言った所か?
何にせよ、捕えられれば間違いなく碌な目には遭うまい……。
┗ ┛
238 :
◆u35dj8a9KI
:2018/02/06(火) 00:41:01 ID:pSz/xODM
┌┐ .ロロ┌┐ .ロロ┌┐ .ロロ ┌┐ .ロロ┌┐ .ロロ┌┐ .ロロ ┌─┐
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l / ゛ ,,/ ._..-'"/ .‐゙ン/" ./ ,/ / / ! // ./ ./ ,/ ./ _..-''/ . /
,/゛ ._. '゙,..-'" / ./ ././ / / .ゝ│ ! i|″ ./ / ./ : .'".._..-'" ./ ./ ,
/ ,ノ'" / |゛ / ,ン / / |ヾ / . l ./ │ ./ ,,゙" ./ . / _i__,..-'" ./ " -'"..,
/ .,..-' / .- ./ / r'゛/ ! .'、.. ./ ! ノ l ./ l ./ . ,/'"゛ .、.`゙'''―- ニiy -ー''"
/.,/..-″l ./ / / /./ ! │ / │ ,! ,i'゙ ‐' ,,│ / `-..,‘゙.'.''.''''".'へ、 .',゙.._ ,,.._,,..-=
/ ,/ l .'゙,ゞ │ / .! ..′ ! l ." ! ./ . / / ″ .`''ー ____ ゛." .__
/ .,/ ././ ∨ ! ! l ! / ./ ./ ,/゛ . _.. -'''″ 、/~ア゙゙゙゙ニ广゙ ̄´
.|/ .´ ! .″ l ! . / . !-‐'´ ._./ ´ ./ , _,../ ,-'ソ'''"´ _..-'"
., l 、 / | / ,/ レ".,..-'"./ ./ ._/´ _..‐ ,i
/ / ″ i′ .|_,/ / ...‐.″ / / . ,./ ,/゙. .‐´ .,ノ″
../ / ./ / : ゙ ,/ ./ .,.. |″ ,/ ./ ,
. / ,/ ., / / / ./ ,/゙./ ./ ./ /
゛ ./ . / ./ ,/ / ._./ ./ `゛ / ,r'"゛ ,./ l .,i'
/ ,/ / ,..-'" / .,, ./ _,, ‐'´ .,/''シ'^/ .,r'}./
,/ / ゙‐'″ { / _,,,.. -‐'''". _... _... ‐ / ゛ l / ′ ./
,/ / ,. _,,ミメ゙‐'''"゛ . / '".._..-'´ ./ ゙、 /
-" / / ., ‐ _ ‐ ,..-'''゙,゙,,,,,,、....、-‐'.^゛.'''_,ニ-ー''"゛ ./ i ノ..-
/ / / ,/ /゛ ________ -‐''" _,, -'"゙/ / l _/
´ ./ _ ‐ ./ ,/ / . ̄´ , '" .. / " l゙
/ / / ./ / ゙'¬― / / ./
../ ./゙ / / / .,. / _..ッ‐゛ ./
,/ ./ / / ,,../ / , / .゙ / /
-" / ,/ / //゛ ,/ / ,. ._..-'"゛ / .,/
/ / / ././ ... / / ., / /゛_./ ..-'",..-"
. / / ./ ., ‐./ / .,/ / ./ ,/ / .-',゙ ーー"゛
./ / ,/ .,// / .,/ / ./ _. / .l,__r'"
┏ ┓
息次ぐ間もなく、触手の群れは私目掛けて一斉に殺到してきた。
まるで肉の壁が高速で迫ってくる様な威圧感……私は踵を返すと、迷う事無くその場から逃げ出した!
┗ ┛
239 :
◆u35dj8a9KI
:2018/02/06(火) 00:42:10 ID:pSz/xODM
______―――━━――― ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_____ ̄___ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_____―━━― ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄____
‐‐─── ──── ──‐‐ ‐ ─‐‐‐‐ ─────‐‐─── ──── ‐ ─‐‐── ──── ──
,..... ____ __
r::::ヽ-x-  ̄ ̄ ̄ ̄ ´ ̄ ̄ ̄ フ
> ´  ̄  ̄ `゙ <、 ヽ、----‐ ノ
/ ヽ、 `丶 `ヽ、 --ィ´__
/ i ヽ `ヽ、` ー-‐´
/ {! ! iト--=x__ ヽ、
i' i! {! i /ヽ ̄`xー ( ……どうやら、自重の所為で一斉に速く動く事は難しいみたい )
i! i! ヽ、 / ィァマ ヽヽ、
i! ∧ iヽ.iオ´ ´、ヽト、iヽ
i! ∧ i/ { ,ィ´ }
∧ ∧ ´ ≪ソノ / / ( とはいえ、もたもたしてたら追いつかれる )
/ ∧ i゙rゝ、 i!¨U _ノ
/ ヽ、 、 ゝ--ヽ、 i`ヽz≦{
ヽ、{ .rヽ、iヽ、 .i.ヽ、{!ー-`  ̄{{ヽ
ヽi i }}` ヽ! ` :!!i ヽ
‐‐─── ──── ──‐‐ ‐ ─‐‐‐‐ ─────‐‐─── ──── ‐ ─‐‐── ──── ──
―――━━―――― ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄______―――――____ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_____ ̄ ̄ ̄ ̄―━━― ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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/:::::::::/::::::::::::::::/:::::::l:::::::、::::ヽ
/;;;;;;∠::::::,.- 、/;;;;;/´  ̄ヽ ̄>
'<_ .| |  ̄ \. _ヽノ
| | ̄ ̄ \r''´:::::|
ト-- 、! ./:::::::::i
|:::::::::::| /::::::::::::/
|:::::::::::! /:::::::::/ __ __ __ __
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|:::::::::| | ヽ二ノ /' ̄7/. /' ̄7/. /' ̄7/. /' ̄7/
|:::::::::| i、 l // // // //
|:::::::::| ー''
イ:::::::::ト、
fi i、:::::ノ | / _______________
|ト.二_,.イ /(
|| -''ヽ ― ―-- ._
/ ヾ、_ _」 <  ̄`゙ ''' ―-- ._
/  ̄ ̄ \ ` ‐- ._
. / | ⌒i´ ̄ \ `゙ ''‐-._
/ ! \ `゙ ''‐-._
┏ ┓
出口目掛け、全速力で走る、走る、走る……。
辿ってきた道のりは頭の中に入っているので、迷う事はない。トラップやセキュリティの類も来る時に解除済み。
姉程には体力に自信の無い私だが、命が掛かっている状況で泣き言は言ってられないのだ。
┗ ┛
240 :
◆u35dj8a9KI
:2018/02/06(火) 00:42:22 ID:pSz/xODM
\\ ヽ | | // .//
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\丶. i |. / ′ //
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「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
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./ト────────┴i:.',
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./[ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄]:',
./ | . . : : : : : :.:.:.:.::.::::::::::::::;|;;:::',
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./ | . . ..: .::.: :::::::::: ::::::::::::::::::;::;:;;;;;;|i;;;',
/.i‐┴――――――――――'―‐┴‐ :',
./ | . . ..: .:: .::: ::::: ::::::::::::::::;::;;::;;;;;;:;;;;;;;;;:|i:',
/_」 : : : : : :.:.::.:::::::::: : : : : : :.:.:.:.::.::::::::::||:.:',
/| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|:',
/ | | |::.',.
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/ ! |. \\ \
┏ ┓
やがて、この建造物の出口が見えて来た。とりあえず屋外に出ればこの窮地を脱する事は出来るだろう。
遺跡の入口へと辿り着ければ鉄製の門もあるし、皇国軍の兵士も居る。
┗ ┛
241 :
◆u35dj8a9KI
:2018/02/06(火) 00:42:38 ID:pSz/xODM
/:::::::::::::::.ィノ.:::::::::::::::::::::::/
/:::::::::::::./ {:::::::::::::::::::::/
ィ./:::::::::::::::l! ー== =´ノム
/.:/..::::::::::::::::::.マ .... j
:: .:{.:::::::::::::::::::::::.夊:::.. .::: =-...ノ
i: ..:::::::::::::::::::::::::::::.. ̄ ̄  ̄ ´
.。.l!:. \__:::::.-=ニ  ̄ ̄ ニ=-
,.ィ::::::::.、::. ヾ \
/:::::::::::::::.\:::::......... ...:::::ニ=-ミ:::. \
':::::::::::::::::::::::::::::.ー─‐==´ マi:i:、 ::.
ノ:::::::::::::::::::::::::::::/ i:i:::ヾ:. i
/::::::::::::::::::::::::::::::/ /i:: ::Y. :|
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.゚:::::::`ヽ:::::::::::::::::::/ / .:::::::ニ=‐ く// ( ̄ .<_ -‐-,ヽ, [][]「|
.゚。:::::::::::二ニ=-。゚ .:´ ´ ...:::ニ=‐ ヽ,'¬, ( <l / //
゚ 。::::::::::::::::::::{ .i .::/ ..:::/  ̄  ̄ "
゚' 。:::::::::::::ノ |: {:. ::::弋.... __
`¨¨¨´ .l!:. :::..::、 乂::::_:::::. ̄`丶、
┏ ┓
……そんな、一瞬の安堵が致命的な隙を作ったのだろうか。
┗ ┛
242 :
◆u35dj8a9KI
:2018/02/06(火) 00:42:45 ID:pSz/xODM
/ r ‐、 . 人__/
⌒/ / ´ Y⌒寸\ ⌒ヽ(
. , ′ " / ' '乂::ノ Vハ )て
7 / ,′ l| __|__ ' ' | W} . __ノ(`
' ' /七^ :八 | } { ' ' :| | : `Y^\
. | { { { /{ { \ |ノ \{、 | ' | l :| :
八 、 ,斗ミハ{ jI斗r笊ミメ } | :| l :| :
\{\{⌒fハ {r'うハ j' , ' :| | , :'
八 Vリ .:::::::::::::. Vrク :, ' :| / { ――ぁ、っく!! このッ!!
| } ' ,' }レ | 、
|从 ,' ' ノ| |\
| \ r つ u ,'/} ' | |
| } 个s。., __ ,,.. -=≦ ,' ,' | ', |
|,'} |、 { } ,' ,'_ /| ノ’∧八
', 八`\{ jI斗'、 ' ノ{ 寸´∨ ⌒`
^⌒` //、 \ レハ{ 、
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_l_「 ̄ヽ_______x≦ー'ミメ、
ミド―┘三三三三三三三三\ 刈
\ ーヘ ,イ ,イ
ミメ、 ヽー―――――――トryyy'| ∠二> ,.イレ レ
~刈ハ |///////////////| | |f气l ∠二> /_/ .,イ/!
l l |///////////////l | | 「「lト、 // rz_ . / /´
,' 厂 |///////////////リ ・‘´冬「 // r‐' rz/. レ'.| |/!
彡, ' |//////////>'" .<////lミメ、 |/  ̄.|_〉 / /
¨´ |/////>'" .<k '" l////l彡′ レ'.| |
_|>'" .</////リ.<う'" 「 ̄ ̄ ̄ヽ |/
__└ォ ヽ<//////////////||∧ l/ }/!
|  ̄ /////////////////||/∧/ x‐ 、 / |
| ///////////「ミlとつ||///! l |' ̄ ̄}
━━━━━━━━━・━━━━━━…━━━━━━━━━━━━…━━━━━━━━・━━━━━…━━━━━
┏ ┓
足に絡みつく、ぬめりとした触感。生理的嫌悪感が背筋を駆け上り、思わず声を上げてしまう。
だが、怯えている場合ではない……咄嗟に私は拳銃を引き抜き、私の足を捕えた触手へ銃口を向け引き金を引いた。
┗ ┛
243 :
◆u35dj8a9KI
:2018/02/06(火) 00:42:56 ID:pSz/xODM
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// ̄)) . //\ //. // //
. //=<<. /∧. //. \// // // _
//__)). //__‘, .// //. // // i^l| |
 ̄ ̄ ̄ // ̄ ̄, G G 「 ̄ ̄}|/|/
. //. ‘, .  ̄7 / _
/ / / /
|/ _L/┐
.ィノ └ァ 厂
/ { -‐==ミ |,/〈\ ∧
l! ー== ´ ` ヽ :,: :(::) ∨/ /
マ . .....:::.. ::. /⌒''⌒) :,,゜ ' ,,,,,,, . / /
夊:::.. .::: =-ミヾ、::. :| (:::::::::::::::!' (::::::) | /
 ̄ ̄ }:i:i:}::. .::j ヽ::::::::';''' ''`` 。 |,/
丿Y:::: ..::/ τ'::/ .;:
-=ニ.:::_ノ´ ノ .::/ ,)/
-= _ ´ ...::::/ 。 ' 、 ;: 。
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/::::´ ´ ..:/ ̄´ , f''`⌒( ,,,, !:(',,,,、 ::,,,,,、...
.::イ ´ ..:/ ,!,,,、( /::τ ノ:::::::::::::::::) 。 !::::::::::`! 、
l : /´ .::/ :.、 !:::( ノ::`! o (::::::::::::::::::τ (:::,,;,;,、; 。
| : { .::: ゜ (/ ⌒・ . ・、;::::::::::::;;.;`` ''
l!::::. .:::::{ , ,,、.. // ノ' //'''`'`'` ` ..,,.. _,,,.、 ・ ,, ...:・..
::ハ {:. ハ π /;::::::::(,.,.(;;;::::( ,,., ・っ ;,;;( ):::::;. c::── '`'''::::::::::;''
マ:::{..::\ ..:::. ):::::::::::::::::::::::::::/ '''''` ` '` ⌒ ` !.:::τ'' ``
::::.: \..:::::、 \ τ !::::::::::::::::::::::::::::)/,,,,, γ :'`'``:!
、:::... \ 入..::ゝ- . (::::::::::::::::::::::::::::冫 `'`' 、,:'::::::`:::,,,, !:::::ノ ・
\::::....ヾ..::{`ヾ :::':'::::::::::::::::::::::::::::;(,,,,,,,、:::::::-ー''''`'`''''''''"
`ヽ \
┏ ┓
――弾丸は命中、繊維質を断ち切る様な音と共に触手が断ち切れた。
生々しい温度を保った体液が飛び散り、千切れた触手は痛みに悶える様に蠢く……。
┗ ┛
244 :
◆u35dj8a9KI
:2018/02/06(火) 00:43:06 ID:pSz/xODM
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" ./ l゙ ,/ ,! ,! | / __] |__  ̄  ̄
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i′ .,r'" ! !
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│ ./ ! ! l ,!│/ l | !│.|
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`¨´ ! | .l゙ !│/ | l ! |!
! l .! .l .l .!.! |!
! ! l !│ ,!.!
! .l゙ ! .l .l゙ l
! !
┏ ┓
しかし、態勢を崩してしまった私は直ぐには走り出す事は出来ない。
そして、動きを止めた獲物に対し、捕食者はどこまでも無慈悲で……徹底的なのだと私は思い知らされることになる。
┗ ┛
245 :
◆u35dj8a9KI
:2018/02/06(火) 00:43:18 ID:pSz/xODM
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手元に衝撃。直後、それまで手の平の中に感じていた鉄の重みと感触が消失する。
私は、触手によって弾き飛ばされた拳銃があらぬ方向へ飛んでいくのを、スローモーションの様に見ていた。
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246 :
◆u35dj8a9KI
:2018/02/06(火) 00:43:28 ID:pSz/xODM
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/ くニニヽニニ彡' ヽ ∨ ……ぁ、しま――ッ!!
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/ニニニ/ニニ/ ∧ .∨
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最早、私に抵抗するための手段は存在しない。
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247 :
◆u35dj8a9KI
:2018/02/06(火) 00:43:39 ID:pSz/xODM
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/ ,/ l .'゙,ゞ │ / .! ..′ ! l ." ! ./ . / / ″ .`''ー ____ ゛." .__
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248 :
◆u35dj8a9KI
:2018/02/06(火) 00:43:51 ID:pSz/xODM
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圭圭_‘, f圭圭| }{ ヾ;;} ,;ハ /;′ ,ィ/ f圭圭圭圭圭ζ ′ チ圭圭′
圭圭圭ゝ |圭圭| . 〉{ ヽ、 ,;/ };| ,ィミ/ ノ圭圭圭圭圭/ {圭圭′
圭圭圭’、 . }圭圭i j圭ヘ `廴f;′ };i 从ノイ’ |圭圭圭圭斥’ )圭f〉
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圭圭圭圭{ `寺圭〔,イ ‘,圭ム ,′ }ハ圭圭) ’ . ‘・ ノ圭圭圭/ .ィ圭圭圭圭圭
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圭圭圭圭圭圭} ヽ圭圭廴 〕圭圭,′ ,圭{ ´〕圭圭圭/ j_圭圭圭圭圭圭圭圭
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……そこから先の事は、思い出したくもない。
触手に全身を絡め捕られた私は、そのまま奴らの根本の部分へと引き摺り込まれる事になった。
抵抗なんてしようがない。万力の様な力で全身を絞り上げられ、投網か何かを引くようにして引っ張られていった。
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249 :
◆u35dj8a9KI
:2018/02/06(火) 00:44:02 ID:pSz/xODM
上二本与半卉亠十士廿卞广下广卞廿士十亠卉半与本二上旦上二本与半卉亠十士廿卞广下广卞廿士十亠卉半与本二
ヽ .| .: ノ `┐ \ .,,- ̄ ̄ ,, ー ̄ ̄ ̄ーー,,、
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./ / .'i ヽ ヽ .! .,./'´
.ヽ、 .l′ ./ .ヽ .ゝ ..−‐''' ".'-、 \ .!、 l′
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′ .ヽ / .l゙ ! ,i" ,|、 .ヽ ,, ユ,,..″ ,ノ--'" / .,-
. l .゙;; ./ .! .|. / .,i''" `'l, 、 .> .ゝ i,゙/<''''"゛ '、 ,iン‐' ̄
、 .l ゝ .ヽ .l .ヽ .| ." .! '∨ヽ./ .!、 .l /´ .,.. .
..゙> .ヽ / / .ヽ ヽ ; i′ ._."''ッ-‐._″ .ヽ .,シ‐.''-、、 ./ /゙i
゙、 .,ア l゙ ヽ ヽ__ / .!.-''.゙.゛ .l 广一.- ..,_ / . ヽ / ./'i │
.ヽ./ ,./ .'┌┐ .\ .'″ ,! __ .ゝ‐ .`'-、,." , べッ. ..!. ./ / i ."
| ,i'゙,、-- 、 ./ / .`^'-..,,, _,/ , ‐″ ^"'‘゙゙''- .,,,、 / .,,┤ .ヽ〉 ; | | .! .l
.| .'..''"゛ ,,,,ゝ ./ ,, -┬" ̄´ ,,〃 , ''" ./ヽ,.ヽ .〉 .l. ..| .l ..l .ヾ,
.l ,/.イ゛ / / , へ、 / ″ ヽ`-、 .l .l"'l .! \、
..l ゛ ._ノ _/ / ./ } ヽ .,. .,./ ヽ, `ー.l、 ヽ| .|、 / `'
/''―-.ー ──" ./゛ ..| .レ .、 川∴‐゛\ .ヽ ゙l, ゙'-、 / `'-/
.ゝ ! '″ ." 、 .ゝ .,ノ ,,-ー" l .ヽ .| ヽ .\./ /
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″ ./`'、 l゙ ヽ..-←'" / ヽ l. ..! `゙''=ーッ−
./ `'ー ..L .L___イ ! l. ゙- .ヽ ,!
._ノ゙'ー..,,_ `-、 " ./ / -.‐ー.'.'."´ ̄`゙"'ー….' .‐、 l. .l. ヽ、 l!、.
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゛---、,,、 _._._,..-'''"゛ ̄ ̄,,ッr'" `''ー、, ! 冫 .ヽ
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._i'゛ ゙ュ″ ,,ノ . / l '!Tー-,,. ゙l、 | ./ `ー─
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下广卞廿士十亠卉半与本二上旦上二本与半卉亠十士廿卞广下上二本与半卉亠十士廿卞广下广卞廿士十亠卉半与本
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雪崩の様に一斉に群がって来る、触手。ぬめりを帯びたそれらが体中を這い回り、締め付け、責め立ててくる。
身体の窪み、隙間、そして穴という穴を、生暖かく硬質なゴムの様な感触が擦り上げ、私は堪らず悲鳴を上げた。
性的な部分も含め触れられている事に、羞恥心を感じる余裕すらもない。それはただ只管に、暴力めいた蹂躙だ。
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250 :
◆u35dj8a9KI
:2018/02/06(火) 00:44:13 ID:pSz/xODM
上二本与半卉亠十士廿卞广下广卞廿士十亠卉半与本二上旦上二本与半卉亠十士廿卞广下广卞廿士十亠卉半与本二
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′i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:l。( ',. :. .V: : ): : : : イ: (: -<: : : (: : : :
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li:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:{0U) ′ ', V : (: : ハ: : : ノ: : : : : ハ : :
,i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|u。/ ィ ∧ ┴─‐- ヽ: : : : : イ: : : : :
入i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iY::.... / //∧ ノ´i:i:i:i:i:i:i:i:i`────‐-
(uo}i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i) ////∧ /i:i: : i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:
Y/: :i:i:i:i:i:i:i:/ //////∧ /i:i:i:: : : :i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:
「, ': :i:i:i:i:i:i:i:∧ ,///ノノ///ハ/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:, 'アヽu-u-u-u-i:i:i:i:
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下广卞廿士十亠卉半与本二上旦上二本与半卉亠十士廿卞广下上二本与半卉亠十士廿卞广下广卞廿士十亠卉半与本
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そして私が苦痛に身を捩れば捩るだけ、触手の群れの動きは激しさを増していく……。
ふと頭の片隅に、以前、不本意ながら偶然目にしてしまった性的な内容のコミックの内容が思い浮かんだ。
その中にあった触手責めとやら、あれは間違いなく出鱈目だと言う事が身をもって分かる。分かりたくもなかったが。
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251 :
◆u35dj8a9KI
:2018/02/06(火) 00:44:49 ID:pSz/xODM
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|_/ ̄`ヽ_ | |il|;;,__________,,_,,,_|ii| .::;ー― | | }ー匕゙ ッ { / |⌒し {
| ,-f´`\| |二二二二二二二二二l|_,,| | | |(乂 ) {, } | ;゙
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| 'i ̄#'" ̄ ̄ ̄ ̄ ̄''' ̄ ̄ ̄''"'__,,__| ,,; | | } ッ { | 〈 /
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こいつらの動きは、女を悦ばせ、快楽に頭を蕩けさせる様な類のモノではない。
得物を痛めつけて甚振り殺し、そして喰う事のみを目的としているのだ、いっそ無機質な殺人機械の様に……。
私はその責め苦に対して、抗う術を持たなかった。
┗ ┛
252 :
◆u35dj8a9KI
:2018/02/06(火) 00:46:05 ID:pSz/xODM
上二本与半卉亠十士廿卞广下广卞廿士十亠卉半与本二上旦上二本与半卉亠十士廿卞广下广卞廿士十亠卉半与本二
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下广卞廿士十亠卉半与本二上旦上二本与半卉亠十士廿卞广下上二本与半卉亠十士廿卞广下广卞廿士十亠卉半与本
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体中が、焼け爛れた様に熱い。鋭敏になった痛覚を、擦り下ろす様に触手が動き回る。
私の頬を伝うのは自分が出した涙なのか、それとも触手の分泌する粘液なのかも定かではない。
時間の感覚も徐々に破壊され、精も根も尽き果てて来た頃……霞む視界の端に、ある物が見えた。
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253 :
◆u35dj8a9KI
:2018/02/06(火) 00:46:17 ID:pSz/xODM
上二本与半卉亠十士廿卞广下广卞廿士十亠卉半与本二上旦上二本与半卉亠十士廿卞广下广卞廿士十亠卉半与本二
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; :. :;.,,.::.’ '; : :..::;:.:・:;ト、 |:!:..:i| - |∨ / .///! / ヽ/`゙゙_/}
:;..,; : : : . .: : ::. : :: : \ 、,斗''" ! ∨---〈// } /} //`゙ 、
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下广卞廿士十亠卉半与本二上旦上二本与半卉亠十士廿卞广下上二本与半卉亠十士廿卞广下广卞廿士十亠卉半与本
┏ ┓
それは、じっと私を見つめる眼球だった。触手の群れの、根本にある巨大な肉塊。
その中心部にぎょろりと備わった大目玉が、私を見ている。無感動に、無慈悲に、捕えた獲物の反応を観察する様に。
┗ ┛
254 :
◆u35dj8a9KI
:2018/02/06(火) 00:46:28 ID:pSz/xODM
上二本与半卉亠十士廿卞广下广卞廿士十亠卉半与本二上旦上二本与半卉亠十士廿卞广下广卞廿士十亠卉半与本二
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::::::::::::::::::::::::ム、 マ マ ム ヘ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ム ハ マ ,イ/:::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::ムゝノヘ ∨!: !ヘ::::::::::_::::::::::::::::::::::::::::::::::::::_:::::::: //| :jム ム.イ//,::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::ム///.\/∧/ ハ !><::::::::::::::::::><| ハ.ヘ.//ヘ////〃:::::::::::::::::::::::::::
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::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ム(ハ `j:////////////////////////:i゙ ノ)/;//:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ムi:i:i:i:| マ///////////////////,/ .|:i:i:i:i:i::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ムミz=i:i:i:iハ///////////////,ハ:i:i:i=ソ;ii/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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下广卞廿士十亠卉半与本二上旦上二本与半卉亠十士廿卞广下上二本与半卉亠十士廿卞广下广卞廿士十亠卉半与本
┏ ┓
だが……私はそこに一種の”悪意”の様なモノを感じ取った。全ての獣が生まれながらにして備える、残虐性。
自分よりも弱い存在を狩り殺し、捕食する本能に付随する攻撃性。それがこいつにも存在しているのだ。
こいつには明確な意思がある。機械的であるとは言え、生物としての機能が存在しているのだ。
ならば、あの眼球はただの飾りでも何でもなく、”感覚器官”としての眼球である事は間違いない筈だ。
┗ ┛
255 :
◆u35dj8a9KI
:2018/02/06(火) 00:46:38 ID:pSz/xODM
上二本与半卉亠十士廿卞广下广卞廿士十亠卉半与本二上旦上二本与半卉亠十士廿卞广下广卞廿士十亠卉半与本二
/(⌒ ヽ
. / ゝ 、_ )
/ヘ _ /
_ -- 'ゞ、ヾ`ニさ
へ ̄ /  ̄ \
. /. \. / \
\ / \ / \
\ / \/ \
\. /_______// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄7/
ヽ__ __//.  ̄ ̄ ̄ ̄//________./
 ̄ ̄ .// // ____ / .:
u U ヽ_//. // /劇薬/ / ’ ,
 ̄ ̄ヽ // ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄7/ / ′
U 丿 // / ノし/
ノ ̄ ̄ ̄ // 素手で扱わない / } て__ ,
 ̄7 .// 皮膚に付いたら / _ノ √ ̄
/ // 直ぐに水で洗い / ,.。-一…´¨ (⌒ヾ
// 流す事 ./
下广卞廿士十亠卉半与本二上旦上二本与半卉亠十士廿卞广下上二本与半卉亠十士廿卞广下广卞廿士十亠卉半与本
┏ ┓
――だとしたら、私にはまだ手段が残されている。
┗ ┛
256 :
◆u35dj8a9KI
:2018/02/06(火) 00:46:47 ID:pSz/xODM
,.ィ ,.ィ ,r‐、
/./ / / //./ ___
/ / / / し ' ∠__/
/ / / ./ ___
/ / / ./ ∠__/ ,. ‐''/
/ / / ./ ,. ‐'´ _/
/ / / ./ , ‐'´ ,. ‐'´ 「 |___
/ , ' |. ,' / ., ‐'´ /二 _ /
/, ' .|,' / / | | / l7l7/7
/' | / |ノ " "//
, '´
.
257 :
◆u35dj8a9KI
:2018/02/06(火) 00:47:02 ID:pSz/xODM
┃
┃
┃
┃
┃
┃
・
・
・
:
:
:
|
|
U
!
.
258 :
◆u35dj8a9KI
:2018/02/06(火) 00:47:24 ID:pSz/xODM
γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
| ……で? その後どうなったの |
乂______________ノ
..|| || ::| | i|::::::|:::
..|| || ::| | i|::::::|:::
..|| || ::| ____________|___|::::::|:::
..|| || ::| .|i:i:i:i:i:i:| ̄..|─ー┬┴───::─┴─┴
└──────ー┘ | :|i:i:i:i:i:i:| | __|
γ二二二二二ヽ |i:i:i:i:i:i:| | (n_)
l|| :|l ミy彡 . |i:i:i:i:i:i:| | /_rク____
. IIIIIII|| :|| 从 |i:i:i:i:i:i:| |丁∈∋| ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄~| ̄
________|:|:|:|:||zzzzzzzzzzzz||-{ミ彡|_ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:| ̄ | :|
..rrr──:::: T|ニニ |:| ̄ ̄ ̄¨゙|:| ̄~| ̄ ̄|゙| ト-=ニ二三三二ニ=─-- 。。..,,_ | | :|
..||:|:::::::::::::::::::::|| | |:|::::::::::::::::::::|:|_ 」 -=ミ| | | || ̄ Τ¨ ー┬ ;;;; ̄| :i| | :|
..||:|_:_;;::。。 --┴─  ̄ ̄ ≧。o=ニ二 ̄:| .| ||;;;;;;;;;;;;;| : i| | ̄ ̄
 ̄ ,,...。。 -==ニ二| ||:|::::::::::::::::::::||::l ≧s。 ||;;;;;;;;;;;;;| : i| |
||::|::::::::::::::::::::::||::l _,||:|::::::::::::::::::::||::|二三ア,,,||i;;;_ -‐====┴=≦
o。 ||::|::::::::::::::::::::::||::|-─=ニ二:_||:|--─ ''''||::| ̄ |::|
`トミs。___ -=ニ||::|:::::::::::_,,.. ||::|┬  ̄|l ||:| ||::| |::|
..| |`|:|::|二ニ=-‐ ||::|丁 ̄|:l .||::|│___,,⊥ -||:|''"``丶、 .||::l |::|
..| | .|:|::| .|| ||::|::| __⊥ .||::|│|≧o。:::::||:|:: :: _,. -‐||::| .|::|
..| | .|:|::| .:|、 ̄||::| ̄::::::: : \||::|└|| l'<``||:|二三二ニ:l|::l .|::|
..|_| .|:|::| `トミx||::|゙:::_ -=ニ||::| || | `'||:|~゙l| | ||::| ::|::|
|:|::| |:|`'||::|三二ニ=-‐||::| || | ||:| l| | ||::| ::|::|
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|:|::| |:| ||::| ||_| ||::| ||:| ||::|
259 :
◆u35dj8a9KI
:2018/02/06(火) 00:47:33 ID:pSz/xODM
/ r ‐、
⌒/ / ´ Y⌒寸\
. , ′ " / ' '乂::ノ Vハ
7 / ,′ l| __|__ ' ' | W}
' ' /七^ :八 | } { ' ' :| | :
. | { { { /{ { \ |ノ \{、 | ' | l :| :
八 、 zzzzzv zzzzzzzz } :| | l :| : どうもこうも……全身の皮膚がズル剥けになってた上に
\{\{´ 「r'l { 「l :} j' , ' :| | , :'
八 Vソ V^ソ , ' | / { そこにアレの変な汁が擦り込まれてたから爛れて酷かったよ。
| } ' .,' }レ | 、
|从 ,' ' ノ| |\
| \ r っ ,'/} ' | |
| } 个s。., __ ,,.. -=≦ ,' ,' | ', | 取り敢えず応急処置にスティムパック打ってから、
|,'} |、 { } ,' ,'_ /| ノ’∧八
', 八`\{ jI斗'、 ' ノ{ 寸´∨ ⌒` 医療センターに直行してなんとかなったけど。
^⌒` //、 \ レハ{ 、
,' /\丶/ ー、
/{ ./ / jI斗- 、)
{ {/ / / ∨
/ {/ ,,.. -=≦{ ∨
__ ,..イ_
>≦::::::::::::::::::::::`:メ、
,.:':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽヽ
,.'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::、:\
/ '^/:::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!`` 結果として高くついた訳かー、ご愁傷様。
'::::::::::::i::、:::::::::::::::::::,'::::::::::::::::::j
{::j::::::::::ヽヽ::::::::::::::::ノ:::::::::::::/:::i
V v::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ヘ:!
ヽ:{`<:::、:::::::/::::::ノ:/ ゝ γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
` 斗-ヾf⌒!'>'-一 '⌒ヽ | 報酬の半分が消えちゃった…… |
, ' jr:j´ V 乂______________ノ
ハ ,:::, 、 ',
', 、__/:::, ------':, ,
, V:::::{ , ,
, ':::::{ ':, , ', でも、その触手の情報分で少し上乗せされたんでしょ?
, ,::::::{ ', 、
,ハ '::::::{――‐r―一'", :'
!::::::{ } ', 、, !
!::::::{ : {
!::::i::! | { !
!:::::!:{ ! ' |
!::::::,:.、 ノ , .!
V:::::',::、 , !
260 :
◆u35dj8a9KI
:2018/02/06(火) 00:48:23 ID:pSz/xODM
,. '"  ̄ ̄ "' ., - 、
/ Y⌒寸´ ̄ 、
/ 乂__ノ、__ 、
/ /{ ∨ ^ヽ
/イ  ̄ ̄ ̄/ 、 ̄ ̄ ` , W
' | /, ´ \ {、 } } あのまま放っておいたら遺跡中に浸食してたらしいから、結構貰えた。
八 | zzzzzz zzzzzzz、ハ ’
\ 从| Vり VJりレ' }リ/ でも、失くした銃の代わりとか装備を買ったら無くなっちゃった。
{ |''' '''| ,'^
八 人 , 、 人/
\| ≧=- -=≦レ'
_ノ /人 組合の人には怒られるし、良い事なにもなかった。
/ /:/⌒\
/ {‐,' / ∨
{ {,' // |l
ノ∨ // | |:| γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
,⌒芥'’ | |」 | あっはっは、ついてなかったわねー |
{/⌒{ | :| 乂_______________ノ
{l:::::::| | :|
/ ::::::::| | |
/ }:::/ } |
/ ,'}:/ ー= :|
. / }:/ ,. 「 |
261 :
◆u35dj8a9KI
:2018/02/06(火) 00:48:51 ID:pSz/xODM
,,.. ―― ..,,
,. ´ ` 、
/ (::ノ- 、 、
´ Y:::| ∨ ∧
. / ', ',乂| W',ハ
' / ハ ', {', ', ∧ .W |
. | /斗{ ∨丁~^'、 ', ∧ W , ……お姉ちゃんこそ、遺跡の罠に引っ掛かって足が千切れたって聞いたけど。
八∧rミ 芋芋ミ', ',⌒l W ,
ソ Vリ :| 'r j', .}リ , γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
{ | ' 八 ハ ', | ちょい待ち奈々、それ誰から聞いた |
、 ノイ {´∧ /∧ { 乂_______________ノ
\ ‐- | { 〉' /∧ 、
| \ :| ∧{ /-、/V \{
|/| ` ̄ ̄ | ' /: : : :.\ 医療センターの帰り、すごいイイ笑顔した東雲さんが言い触らしてた。
乂__∧/ ∨/: : : : : : : : : 、
/ /⌒ ': : : : : : : : : : : : : 、 γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
/レ' , ′: : : : ://⌒`寸:.、 | あのアマ今度会ったらころす |
, /:::| , : : : : : :// , ⌒寸',∧ 乂_____________ノ
/ jI斗<___,.。s≦/ / 寸∧
<イ/:::V  ̄´ , |l:.:∧
{ | .|:::::::| / :|l: : ∧
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; , ;
ノ .: .: γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
r' ノノ_,ノ | よしなよ、またお腹吹っ飛ばされて帰って来る事になるんだから |
―――― 、 } { ,:´ 乂___________________________ノ
. _ ) r' し)
.  ̄ ̄\>-‐=) (=‐-
__i( _( )_ )i
{{ | ≧=‐-------‐=≦ | γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
.. ヽ |⌒V⌒V⌒V⌒V⌒ | | 代わりに腕一本取ったからお相子よ、今度は首にするけど |
. \∨│ | l | ∨ 乂_________________________ノ
. -― ∨ │ | ∨―-
´ ___∨ | l /___ `
/ ∨_______/ )
... <_ { └───‐┘ _>
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